北海道キャンプ旅行 '94
昨年に続いて家族で北海道に行ってきました.今回は道南を中心に三ヶ所のキャンプ場を利用しました.
いずれも施設の整った優れたところです.
[行程]
8/ 2 足柄を出発.青森まで頑張って行く.フェリーは0:40発.
8/ 3 函館を一日散策する.朝市,函館山,五稜郭,トラピスチヌ修道院など.
宿泊は大野町青少年キャンプ場
8/ 4 移動日;大沼を散策.その後5号線を走り洞爺湖へ
| グリーンステイ洞爺湖キャンプ場 ・一日をゆっくりと過ごす
6 ・ニセコまでドライブ
8/ 7 移動日;途中,樽前山に登る.
| マオイオートランド(長沼町) ・芦別へ日帰り
9 ・小樽を見物
8/10 移動日;途中,ポロト湖で昼食,登別を散策.室蘭からフェリー.
8/11 夕方,大洗に着く.常磐,首都高,東名を経て我が家に到着.
今回はなるべく移動しないで,ゆったりと大自然を満喫しよう,との計画でキャンプ場も
オートキャンプにふさわしい設備の良いところを足場にしました.幸い,天候に恵まれ,
真っ黒に日焼けして帰ってきました.
以下,行く先々での感想です.
函館
前日の長距離ドライブの疲れを考えて,本日の宿泊はバンガローを取っておきました.
朝,4:30には函館港に到着したため、フェリーを降りて,しばらく仮眠.7:00ころ,
いよいよ行動開始です.
【朝市】函館駅のすぐ隣にあります.駐車場は一回200円也。まず朝御飯から.
雑誌で紹介されているお店には結構人が並んでいます.ウニ・いくら・ほたて丼¥1350を注文.
想像通りの味です.特に「ほたて」が違いますね.身が良くしまっています.
買い物は特にしませんでしたが,相当な品数・・、全部売れるのだろうかなどと,いらぬ心配を
してしまいます.お値段はイカ1杯が¥200くらい.あとで判ったのですが,近くのスーパーで
同じ新鮮なものが半額以下で買えます.買わずに正解だったかも・・。
【函館山】有名な名勝の地.夜は車が制限されます.お腹いっぱいにもなったし,車で登ってみました.
天気は快晴.遠く下北半島を望めます.函館の町は整然としていて,歴史を感じさせます.
いろいろな宗派の教会やお寺が隣り合っているんですね。上からみる景色も然る事ながら,
登り道の沿道に茂る草木なども風情のあるものでした.
【街並み】路面電車が走っています.ちょうど港祭りの頃でしょうか,着飾った電車も時折みかけます.
前日火事があったらしく交通規制あり.歩くなら元町です.ついつい他のグループのガイドさんの
説明に聞き入ったり・・・・.
【キャンプ場】大沼の近くを探したところ,大野町青少年キャンプ場を見つけたので,
予約しておきました.ここは,町営でまだ新しく,オートキャンプはできませんが,
実に自然に恵まれ見晴らしのいいところでした.
バンガローが¥2000.シャワーは男女別で5分¥100.トイレは新しく二ヶ所ありました.
ただ炊事場が離れたところに一ヶ所しかなく不便でしたが,すぐにもう一ヶ所増設の予定とか.
管理人のおじさんがいい人柄で,そう話してくれました.景色は,函館港が一望のもと、
また反対方向には遠く大沼を望む事ができます.難点は風が強かった事.翌日おきたらタープが
倒れていました.
洞爺湖
翌日は大沼を散策して,洞爺湖へ向かいました.
【大沼】函館本線がすぐ脇を通り,窓から見える素晴らしい景色が印象に残っていて,
小さい頃から一度行ってみたいところでした.国道5号線から少し離れて大沼公園があります.
小さな無数の小島が点々とし,ちょっと他では味わえない風景です.その中から,橋を7つくらい
渡ると一周できるコースを歩いてみました.湖畔からは遊覧船や,モーターボートが
ひっきりなしに出入りしていましたが,子供をつれてこのコースを歩いたのは正解でした.
一面がハスの沼地や,カモ・アヒルなどの列を見ながら,また木や草花を,これは何というのだろう
・・・と思いながら歩く事は,都会の騒々しさを忘れ,心の洗われるひとときになりました。
【有珠山】昭和新山を反対側に見ながらロープウェイで登りました.大人\1300也.頂上からは
洞爺湖が一望でき,また反対側には内浦湾の全貌が臨めます.遠くに今通ってきたばかりの
駒ヶ岳や長万部方向が開けています.あとで,洞爺湖畔の火山科学館へ入って見ました.
大人\600,子供\200也.30分間の映画が圧巻でした.火山の爆発のシーンでは座席が振動で
揺れます.洞爺湖畔の人々が噴火の恐怖とその後の復興に一致団結して立ち向かい,
また地震観測の絶え間無い監視体制などの様子が子供達にも実感できた様です.