GK08LV & LVA

◎LV#3528
ifiのiPhono2から繋ぎ替えて色々なジャンルのレコードを聴いてみると、
どれもこれも音楽表現力の高い事かと驚いています。

ベートーヴェン第九、運命は繊細で躍動感溢れ指揮者の感情まで伝わってきます。
マイルスデイビスの枯葉は、響きと抑揚で哀愁が漂い、
中島みゆきのファイトでは気持ちが伝わってきて泣けるほどです。
キースジャレットのケルンコンサートはピアノをホールで聴いているか
のような力強さと心地良さを感じます。
ピンクフロイドの狂気は、これほど色々な音が入っていたのかと新た
気づきがあり、様々な音が駆け巡り味わいある音楽で売れたのは納得です。
オーディオ的に言えば、全く聞き疲れしない優しい音、一音一音はっきり
分解能は高く、音場は広く定位感が良い、声や楽器も立体感があり生々しい。
抑揚感からアーティストの音楽性が伝わって来ていつまでも聞いていたいと感じます。
コストはiPhono2(デスコン)の約半額、デザインもHPで見るよりカッコ良い
と思います。総じて大変素晴らしいフォノイコライザーアンプだと思います。
良い製品の制作して頂き有難うございました。

◎LV#3350
感想ですが、金額の関係なしに、低域の快い量感、中域のあったかさ、
高域の突き刺さらない、50年ほど前聞いたマークレビンソンの(jc-1?)を
思い出しました。大変良いフォノイコライザーをありがとうございました。

◎LVA#.2870
GK08VCRは廃版との事で、バージョンアップされたGK08LVAを届けて頂きました。
GK08LVAの電源部別体によるノイズ回避と、何よりMC対応なのが有り難いです。
今まで使っていたGK03APもレコード盤の情報をストレートに出すフォノイコライザ
ーでしたが、GK08VCRは更に大人の響きを持ちながら、ダイナミックレンジの広い、
押し出しの良い生き生きとしたサウンドです。
以下カートリッジはどれも眠りから覚めたように鳴っていますが、簡単に印象を記します。
・シュアーV15Ⅳ.MRはダイナミックかつ分解能の高い音
・AT-F7は繊細さが引き立ち、力強さも加わった
・DL103では2皮もむけた感じで、透明感が増しバランス良くいつまでも聴いて
いたくなる音になりました。

◎LVA#.2841
ずばり、こちらを選んで大正解でした。音の何が変わったのかと聞かれてもうまく
言えませんが、出てくる音が音楽的で、只々いつまでも聴いていたい音です。
今まで何の魅力も感じなかったLPが生き生きと鳴るさまに驚きを隠せません。
GK08fPRを聞いたときはそのイコカーブの変化による音に喜びましたが、
今回のアンプはカーブなんてどうでも良く感じます。ステレオ録音でカーブに
拘るのは良い音が出ない言い訳の様な気さえしてきました。

◎LVA#.2797
まず感じたのは、骨格の太い音!中高域の抜群の音抜けの良さ!残響の自然な
美しさ!あと静寂性!ですね。クラシックメインでピアノ 、オケ、ヴァイオリン
などの古めのレコードが多く、元々使っているEar834pの濃い音調のフォノイコ
よりも、曲によってはGA08LVAの方がずっと見晴らしがよく、違う味わいを
色々発見しつつ楽しんでいます。
MCカートリッジはSPU#1E、MC20Supremeは感度的にもストレスなく良好に
使えています。DL102もMMでまずうまく使えてますね。オルトフォンの
昇圧トランスESL201を介したcg25dimk2 のモノラル が想像以上でした。
こちらはEar834p より音の鮮度というか張り詰めた音の勢いと抜けの良さが
明らかに上!完全にデフォルトになりそうです。
Ear834p にEsl201を入れた場合、トランスをパスしたMCカートリッジ使用時の
ハムに悩まされていましたが一切問題が回避されました。
大変良い買い物ができました。生涯の友としたく思います。