金田シンプルアンプNo.139

金田シンプルアンプNo.139関連

金田アンプを初めて作った頃の、Niftyに書き込んだ記事をまとめてみました。
このアンプを元にして、もう一台のFET改造型アンプの製作も行いました。
こちらは私の友人にお嫁入りし、スワンとベストマッチングとなり、大変喜ばれました。

◎No.139製作関連
056/056 JBE00612 ご~けん RE^2:金田式シンプル型アンプの憂鬱
(10) 96/02/07 20:43 030へのコメント
KYB さん、そしてみなさんこんにちは。ず~っとROMしていましたが、初めての発言になります。
>たのですが・・・。無線パケットの知り合いの方がTr+バリスタで組んでおられるのですが、
様子を聞いてみます(CTEさん、見てますか?)。
はい、これは私の事なのですが、2N5465を持っていなかったものですから、邪道ではありますが、
こうしました。金田アンプに 2N5465を使わずしてなんぞやと思われるかもしれません。
アイドリングは快調です。最初 200mAくらいから数分で400mAまでじわじわ上がってきますが、
平衡に達した数10分後には250mAで安定します。Trアンプの経験から、バリスタ以外はちょっと
恐かったということもあります。
ただ、先にも書いたようにこれが本当の金田アンプの音になっているのかどうかとても不安です。
それと、ドリフトはどうしようもありません。今、FET型をなんとか作ってみようと画策中です。
初めての書き込みでした。みなさん、今後ともよろしく。
96/02/07(水) 19:02 ご~けん(JBE00612)/JA8CTE

058/070 JBE00612 ご~けん RE^4:金田式シンプル型アンプの憂鬱
(10) 96/02/09 17:36 057へのコメント コメント数:2
KYB さん、そしてみなさん、こんにちは。
>ご~けんさん、こんにちは。ついに出てこられましたね(^^;、こちらでも宜しくお願いします。
(なんか、無理やり引きずり出したみたいでスミマセン)
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。先日、秋葉に行ったときの話になりますが、
マレーシア製の 2N3055が大量に入荷していました。ラジオセンターの駅寄り、
ヤマギワ側の通路にある店です。一個 \150でした。音はどんなものでしょうか?
もう一店、ラジオデパートの秋月側の通路にあるお店で、これはもっとしっかりしたメーカー品と
思われるのですが、一個 \220で売っていました。まだまだ手に入れるのは可能のようです。
私は 2SK134を探していたのですが、もうどこにもないようです。とても残念に思いました。
ではまたよろしくお願いします。96/02/09(金) 17:25 ご~けん(JBE00612)

075/078 JBE00612 ご~けん RE^6:金田式シンプル型アンプの憂鬱
(10) 96/02/11 08:23 060へのコメント
★撮り人 さん、ケフィスさん、N-MAOさん、こんにちは。この会議室は良く読んでいます。
KYBさんのお薦めで金田アンプの素晴らしさも経験する事ができました。今後ともよろしく
お願いします。ところで、マレーシア製の 2N3055について、不確かな情報しか持ち合わせがなく
申し訳ないのですが、太字で大きく MALAYSIAと書かれていたので、メーカー名が小さく
書かれていたのかどうか、良く分かりません。シンプルアンプのドリフトを改良できる案が
浮かんできたら、また入手を考えてみたいと思います。
素人考えとしては、カスコードや定電流回路の復活で少しでも良くならないかと思っています。
バイポーラの良さをもつアンプを一台作っておきたいからです。ではまたよろしくお願いします。
96/02/10(土) 22:34 ご~けん(JBE00612)

537/548 JBE00612 ご~けん RE^2:いんたーみっしょんIN金田式
(10) 96/04/21 20:35 524へのコメント
KYB さん、そして皆さんこんにちは。ご~けんです。私もシンプル対称アンプをリファインしました。
終段Trを念願の 2N-3055(モトローラ)に代えました。今まで使っていたのはサンケンの名も無い
代物でしたが、この変更で音が随分透明になったように思います。
hfeが大きい分だけドライバー段の発熱も少なくなり、安心して夏でも使えそうです。
ただ、二段目の差動Trが結構な発熱のため、電圧変換用の抵抗を220Ωから 470Ωに代えました。
これが音にどの程度影響したのか、しっかりとは把握していません。
ドリフトを少なくする効果も狙っての変更です。
>となりました。結果私も初段定電流源にバイポーラタイプ(M-NAOさん
私が以前書き込んだ(#056)バイポーラによる定電流回路は今でも健在です。バリスタとして、
STV3Hを使用しさらにもう一本のダイオードをシリースにつないでいます。計 4本のダイオードで
得られた電圧を利用し、Trのエミッタに 470Ωの抵抗を入れて、4mAの定電流源としています。
温度補償はダイオード3個分のバリスタが担当します。これでも、補償が効きすぎくらいに感じて
おります。ドリフトはやはり以前とあまり変わらないようですね。
>アイドリングは今のところ200mAでテストしていますが、ホンチャンは少し押さえて
150mAってとこかなぁ?。
私の場合は電圧が±40V、アイドリングは 250mAです。結構な熱が出ます。次回はいよいよ
シンプルFET版にチャレンジする予定です。96/04/21(日) ご~けん(JBE00612)

560/560 JBE00612 ご~けん RE^4:いんたーみっしょんIN金田式
(10) 96/04/25 19:56 549へのコメント
M-NAO さん、こんにちは。
>ご~けんさん、はじめまして、M-NAOと申します。(亀レスになってます(^ ^;; )
いえいえ、以前コメントをいただいています。その時は、N-MAOさんだと思っていて、
大変失礼いたしました。
>>>バリスタとして、STV3Hを使用しさらにもう一本のダイオードをシリースにつないでいます。
>1588より特性が出そうなので、いいかなぁ、なんて思ってます。
どうもありがとうございます。音質の比較はまだですし、自信も無いのでお願いしたいと思います。
このシンプル版は電源が一系統で済み、POWER ON/OFF時のボコッ という音も無く、
大変気に入っています。終段FETをぜひ試してみたいと思っています。どうぞ、今後ともよろしく。
96/04/24(水) ご~けん(JBE00612)

675/675 JBE00612 ご~けん RE^2:UHC完全対称発表
(10) 96/05/12 23:31 665へのコメント
M-NAO さん、こんにちは。お世話になっています。
>>> まだ詳しく読んでいないんですが、見どころは入力容量の大きいこの石をどう扱うか、と、
なんと温度補償にサーミスタを使っているところです。
>をっ、これはタイムリーな(^ ^) >>ごーけんさん
どうも(^^)。私もまだ立ち読みの段階なのですが、サーミスタの使い方は私のと全然違いました。
K117も終段に貼り付いていましたし、うーん、まだ理解が足りないところです。
最も感心したのは電源ですね。二階建ての二電源方式は「なるほど」と思いました。
これならON/OFF時のボコッという音はほとんど出ないはず。いつか採用したいと思っています。
大きな入力容量を抑える方法はドライバをつける事でしたね。私のシンプルFET版はその点でとても
不安になってきました。G-S間に入っている数100Ωの固定抵抗との間の時定数から考えれば、
入力容量は高域の周波数特性からは無視できると軽く考えていたのですが・・・。
よくよく考えれば、信号は無限大のインピーダンスを経てやってくるのですから、
相当のデカップリング効果がありそうです。音が柔らかく感じたのはそのせいかな、
などと思っています。明日、会社の本屋で買ってきます。10% OFFなもので。hi
96/05/12(日) ご~けん(JBE00612)

◎No.139のFET化634/635 JBE00612 ご~けん 金田式シンプルFETアンプ
(10) 96/05/06 20:07 056へのコメント
みなさん、こんにちは。大分古いコメントリンクで書いています。やっとシンプルアンプの
FET版が出来上がりました。構成は、2SK30 x2,2N5465,2SB716 x2,2SK1056 x2 です。
KYBさんにいただいた5465を使っています。実は、シンプルTr版を愛用しながらも
FETの音色に惹かれ、二電源方式の金田アンプを作ってはみたのですが、
電源ON,OFF時のボコッ という音と、やや固めの音を何とかしたいと思っての製作です。
電源は±27Vの一電源、アイドリングは400mA、トランスは一般のバンド型です。苦労した点は
ノイズ対策(ブーとかジーという音)でした。トランスからのリーケージだけではなく、
アースの取り廻しが大きく影響していました。ざっと聴いて見た感想を書いてみますと、
ずっとシンプルTr型に近い音、すなわち歪み感の少ないものになりました。
カスコードとカレントミラーを省略した事によって歪率は大きくなるはずですが、
ちょっと違った結果でした。ただ、測定データはありませんが・・・。
しかし、FET特有の明るく艶のある音が残っています。低音域も心持ち伸びたような気がします。
しばらくはこれをメインとして音楽を楽しめそうです。アンプの安定度は、温度補償無しですが
最初500mAまで流れた後は400mAで安定します。この点、カレントミラー付きは
温度補償がつきすぎの感がありました。FETの負の特性とB716の正の特性がうまくマッチ
しているように思います。どなたか同じような回路を試された方、よろしくレポートお願いします。
96/05/06(月) ご~けん(JBE00612)

649/649 JBE00612 ご~けん RE^2:金田式シンプルFETアンプ
(10) 96/05/07 21:43 642へのコメント
M-NAO さん、こんにちは。早朝からのレス、ありがとうございます。製作してから一日
経ちましたが、良い音で鳴ってくれています。
>私は暫く前にB716のところをJ72+J76(カスコード) 、+K135 で作りました。動作は安定だったのですが、
オープンゲインが、MFBが上手く利くほど取れなかったので、(32db程度?) 中断したままです。
この点は、二段目がTrだと有利ですね。ゲインがありすぎたせいと思うのですが、発振気味の傾向を
押さえるためと、出力インピーダンスを上げる目的で、エミッター抵抗をそれぞれ 220Ωずつ
入れています。B716を使った二段目はこれで三作目になりますが、いずれもそうしています。
>2段目がTrならいいのでしょうが、私の方はやっぱりALL FETで攻めてみたい(^ ^;;)。
うーん、確かに。でも、定電流特性はTrに分がありそうな気もしていますが、自信はありません。hi
96/05/07(火) ご~けん(JBE00612)

706/706 JBE00612 ご~けん RE:金田式シンプルALL FETアンプ
(10) 96/05/18 08:40 704へのコメント
M-NAO さん、こんにちは。ALL FET版の完成、おめでとうございます。結構良い音が出ている
ようですね。私も時々シンプルTr版と比較しながら聴いていますが、FETの音は捨て難いものがあります。
>この回路で苦心したのは、オープンゲインの確保です。2段目であまりゲインが得られないので、
初段の負荷抵抗を1.8Kに変えました。奇しくも
うーん、私の場合はK30Aソース間の抵抗値は 100+50VR+100のトータル250Ωです。
かなりゲインが下がっていると思われます。二段目のB716の個別エミッタ抵抗が220Ω、
オープンゲインは測定していませんがどんなものでしょうか。
>2段目のカスコードが出力を制限しているので、最大8Wです。これ以上は波形が非対称になります。
そうなんですよね。カスコードの分の電圧を例の二階だて方式でプラスすれば良いのでしょうけれども。
金田アンプでは終段にもゲインがあり、ドライブ段の励振電圧は電源電圧いっぱいまでは不要と
思っていたのですが、いかがなものでしょうか。
>ここら辺が、シンプル化で犠牲になった処ですね。
これに関してですが二段目がTrの場合に比べて、ドリフトの様子はいかがですか?
カスコード付きのドリフトは小さいと聞いていたものですから、FETであることとカスコードが
ついている事によるドリフト抑制効果の状況を知りたいところです。96/05/18(土) ご~けん(JBE00612)

653/653 JBE00612 ご~けん RE^14:アンプ製作
(10) 96/05/08 00:45 647へのコメント
VAE さん、こんにちは。初めまして。
>PS. 規模もレベルも違いますが、もしかして、ごーけんさんのによく似たアンプになったのでしょうか?
はた、と慌ててコメントリンクをたどって見ました。確かにほとんど同じ構成ですね。
終段はドライバー用のFETをお使いのようですが、ヘッドフォン用アンプでしょうか。
私のシンプルFET版は、文字どおり MJ'95.9の終段をFETにしてみたものです。2SK134は入手できないので、モールドのK1056を使いました。終段のゲートにつながるI/V変換用の抵抗は、470オームです。
B716にあまりたくさんの電流を流すとかなり発熱するので、この値にしました。ドリフトの原因にもなりそうですし・・・。実はシンプルTr版の方も同じ抵抗値です。かなりオリジナルとは離れていますので
心配しています。同じような試みをされている方がいらして、とても心強く思っています。
オリジナルのアンプに無い特徴が出るようでしたら、ぜひ情報交換お願いしますね。
ps. VAEさんのハンドルは、KYBさん同様にコールサインから来たものでしょうか。
私も無線ネットでいろいろな方に大変お世話になっています。
96/05/08(水) ご~けん(JBE00612) JA8CTE@7L1AUL.11.JNET1.JPN.AS

660/660 JBE00612 ご~けん RE^16:アンプ製作
(10) 96/05/08 20:13 658へのコメント
VAE さん、こんにちは。JA8CTE 合田です。どうもご丁寧にありがとうございます。
私もM-NAOさんには別のところで大変お世話になっています。私のオーディオ暦はまだまだ新しく、
2年前に6BX7のシングルを作ってから始まりました。もちろん学生時代にはSPボックスを作ったり、
7189A PPのステレオを作ったりはしました。半田ごてを握るのは無線と同じ、何の抵抗も
無いのですが、細かい配線はなかなか目にきついですね。hi
>金田式についても過去に1度も作った事がなく、超シンプル完全対称になって始めてなんか
作れそうな気になったのと、これが一番重要ですが、このフォーラムで皆さん
私も全く同じです。それまではどちらかというと、金田アンプの実力は半信半疑だったのですが、
KYBさんのお薦めもあり、また窪田アンプその他を作った後何を試してみようかと考えていた
時期でもあったので、このシンプルアンプに取り掛かりました。
使った部品はありあわせのものばかりで、終段のTrもジャンク箱から引っ張り出したものを使いました。
しかし、片チャンネルながら初めてその音を聴いた瞬間、これだ!と思いました。
パーツも大事かもしれないけど、これはすごい回路だ、と。
>最初に考えたことが、「終段の熱補償はむづかしそう」ということから終段はFET
ここの会議室でも話題になりましたが、Trでも熱補償の方法はいろいろあります。ぜひTr型も作られて、
音色の違いを経験して見てください。
>このアンプで駆動するのは、10Lバスレフ+渦電流対策16cmフルレンジです。
これで居間のBGMを鳴らそうと思っています。
これぐらいのSPが最も金田アンプの差を実感できると思います。私もアンプの調整と安定度の
確認ができた後の音出しには、まず10cmくらいのSPを使います。
うそのように小さなSPが歌い出すんですよね。驚いてしまいます。ではまた、楽しいお話、待ってます。