7cmBH(BOSE型)

SP製作 ~ その2
長岡式D-100は、今でも私のシステムのメインスピーカーとして活躍しています。そこで、今度はごく普通のDIYショップで手に入る 7cmユニットを使って、自分でバックロードホーンを設計してみました。ユニットは、もう数年前に購入していたものが1個しかなく、もう1個を入手するのに随分と苦労しました。

これが、製作途中の写真です。幅430、奥行き280、高さ90のコンポサイズにしました。ホーンの全長は約1.7mで、計算が簡単で特性も良い指数関数型にしました。

参考文献として、中島平太郎著「ハイファイスピーカ」を参考にしました。

Sx/S1=5,m=0.0095 ですから、fc=31Hzとなります。SPのf0は相当上のはずですから、こんなに低い周波数が再現できるはずはありませんが、どんな音がでるか、本当に楽しみです。

SPを取り付けて、上板を接着する前に軽く乗せた状態で音出しをしてみました。しかし、こんなもんか・・くらいの音が出てきただけでした。

いよいよ上板を接着し、塗装も終わりました。金田式No.139をつないで鳴らしたところ、驚くほど洗練された音になりました。

お気に入りのCDを何枚も聴きました。数日の間は、メインスピーカーの代わりにこれをつないだシステムが、居間の音楽を楽しませてくれました。

現在は、高1の息子のCDラジカセを、ヘッドフォン端子からパワーを取り出せるように改造し、貸し出しています。

オーディオに全く興味もなく、ただ聞くだけだった息子も「低音が出るね!」と驚いていました。

バックロードホーンの実力は、本当に素晴らしいものだと思います。次回はこれと同一サイズで、高さだけを12cmくらいにして、10cmのユニットを最大限に鳴らす箱を作ってみようと思います。