2024.12.05|Thu
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社会学部社会福祉学科の3-4年小野ゼミは、昨年に続き、10月26日に千葉県ふなばし三番瀬海浜公園にて里親子デイキャンプを開催しました。ゼミ生36名、ボランティア学生39名、里親子さん49名(里子さん27名、里親さん22名)、大学職員など5名の総勢129名という大規模なイベントを行いました。里親子デイキャンプは、千葉県に住む里親さんへのレスパイト支援を含めた子どもたちとの交流の場にすること、学生が里親制度の現状や、子どもたちとの関わり方について交流を通して学ぶことを目的とした、学生主体の活動です。
社会福祉学科小野ゼミは、特定非営利活動法人 乳幼児家庭養育の会、千葉県里親会の方々と連携し、里親家庭の子どもたちと1日外遊びをしたり、里親の方々がレスパイト(休息)や交流ができる場を設け、座談会などを開催することで参加してくださった皆様が楽しみながらリラックスできる空間づくりを目指して、4月から準備を進めてきました。また今年度から、事前に里親子の皆様と交流を図る機会を設けるため、乳幼児家庭養育の会からご案内いただいたボランティア活動に参加しました。ボランティア活動を通してデイキャンプ参加予定の子どもたちと関わることで、デイキャンプ当日、子どもたちが緊張することなく楽しむことができました。
当日は、子どもたちにはレクリエーション等を通して学生と交流を図り、里親の方々には里親同士で情報交換できる座談会を開催しました。また今年度は、昼食時にサンドイッチやパフェを子どもたちと一緒に作るといったことに挑戦しました。座談会では普段なかなか聞くことのできない里親の方々の声を聞き、里親制度に関する様々な学びを得ることができました。昼食に関しては、コロナ対策として昨年まで既製品のおにぎりやサンドイッチを配布していましたが、今年度から昼食を子どもと一緒に作るといったイベントに取り組みました。新しい試みということもあり、準備や運営の面で円滑に進まないこともありましたが、ボランティア学生の協力もあり、子どもたちにも楽しんでもらうことができました。今年度のデイキャンプでは、子どもたちにはレクリエーションやサンドイッチ作りを通して楽しい時間を、里親の方々には座談会を通して里親さん同士で交流できる時間を提供できる場となり、学生にとっては実際に里親の方々や子どもたちと交流することで貴重な学びを得る機会になったと感じます。
後日、参加してくださった里親の皆様からは、「里子はたくさん遊んでいただけて、里親は座談会などでリフレッシュできた」、「久々の里親さん、養子縁組さんとの交流でとても有意義な時間となった」などの声が寄せられました。子どもたちからは「とても楽しかった。また行きたい。次はいつなのか待ち遠しい」などの感想をいただきました。来年度も、皆様のご支援をいただいて今年度以上に盛り上がる里親子デイキャンプが実施できたらと思います。
本活動は、東洋大学学生課外活動育成会の支援を受けて開催しました。
社会貢献センターや関係者の皆様には御礼申し上げます。
記事作成:4年 平間千聖 正木理桜、3年 鏑木美希 小鍛治翔太