2023.06.20|Tue

子ども支援学科開設と新入生を迎えて
-子ども支援学科長 内田 千春

 すっかり新緑も深まり初夏がやってきました。
遅くなりましたが、新年度最初、新学部・新学科最初の記事は、
やはり4月の新入生学科オリエンテーションからお伝えしたいと思います。

2023~2024年度の学科長として新入生オリエンテーションの最初にさせていただいたお話の中で『人生における資産』
(LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略より)という考え方をご紹介しました。

この本に限らず若い世代の方にとっては人生が100年あるのが普通になると言われています。
私の世代も含めて健康で過ごせる期間も長くなり、
昔のように一生一つの仕事に就き、引退していくというシナリオが使えない時代になっています。

私たち一人一人に、新しい『人生への向き合い方』が求められるだろうというのです。

これからは、人生の様々なステージに様々な選択をし、ある立場から異なる立場へ移行していくことが普通になるだろうし、
同じ仕事をしていてもその中でしている仕事は変化していくことが前提になるのだそうです。

実際に私自身も、何度も人生のルート変更をしてきましたし、これらかもそうせざるを得ないでしょう。

資産というと、銀行預金や投資のような有形のものをまず想像します。確かに金銭的なある程度の豊かさは必要ですが、
それらと人生の充実とかウェルビーイングは一致しないという研究結果が出ています。

だとすれば、形がなくお金で手に入れられない『無形資産』も今まで以上に大切になります。

『無形資産』には、スキルや知識などの生産性資産、身体的精神的な健康や人間関係などの活力資産、
自分についてよく知っていて可能性を追求できる変身資産(変わっていく力)があるのだといいます。

これらの資産の内容についても、どれが将来の自分に役に立つのか見通していくことさえ難しい時代です。
大学時代には、できるだけいろいろなことに好奇心を広げて、いろいろな知識を得て、
いろいろな人と出会いかかわっていってほしいです。

オリエンテーションウィーク最後の土曜日には、新入生交流会
(キャンパス探検クイズ 兼 TGLキャンプ「世界の子どもたち」)を実施しました。
その模様は、学科公式インスタグラムにもアップしています。ぜひご覧ください。

子ども支援学科
公式インスタグラムURL
https://www.instagram.com/toyochildstudies/ 


福祉社会デザイン学部開設記念式典でパネリストとして講演する学科長 

オリエンテーションの説明を熱心に聞く新入生 

キャンパス体験クイズ出題場所地図