2023.12.22Fri

里親子デイキャンプを開催しました

 社会学部社会福祉学科の3-4年小野ゼミは、昨年に続き、10月28日に千葉県ふなばし三番瀬海浜公園にて里親子デイキャンプを開催しました。ゼミ生33名、ボランティア学生23名、里親子さん35名(里子さん20名、里親さん15名)、大学院生など3名の総勢94名という大規模なイベントを行いました。里親子デイキャンプは、千葉県に住む里親さんへのレスパイト支援を含めた子どもたちとの交流の場にすること、学生が里親制度の現状や、子どもたちとの関わり方について交流を通して学ぶことを目的とした、学生主体の活動です。


 社会福祉学科小野ゼミは、特定非営利活動法人「乳幼児家庭養育の会」、「千葉県里親会」の方々と連携し、里親家庭の子どもたちと1日外遊びをしたり、里親の方々がレスパイト(休息)や交流ができる場を設けたりすることで、参加してくださった皆様が楽しみながらリラックスできる空間づくりを目指して、4月から準備を進めてきました。新型コロナウイルスの影響で対面での顔合わせが困難となりましたが、学生からの強い要望で、里親家庭の子どもたちとのオンライン事前交流会も実施しました。


 当日は、子どもたちには様々なレクリエーションなどの遊びを、里親の方々には子育てに関する座談会や茶道経験のある学生たちによるお茶会などの交流の場を提供しました。座談会にはゼミ生も参加し、里親の方々から実際にお話を伺う中で新たな学びもありました。今年度はゼミ生代表者だけでなくボランティア学生からも当日の運営担当者を配置する、昼食でフルーツポンチを提供する、里親の方々に座談会にご参加いただくなど新たなチャレンジをしました。当日の運営は予定通りに進めることが難しい部分もありましたが、臨機応変に対応して時間調整を行い、大きなけがや事故もなく無事にデイキャンプを終えることができました。里親の皆様や子どもたちにはお楽しみいただき、学生には楽しみつつ里親子について学ぶ、貴重な体験ができた時間になったと感じます。


 後日、参加してくださった里親の皆様からは、「親子ともにとても楽しい1日を過ごすことができて感謝している」、「子どもたちが毎年楽しみにしているので年2回になるととても嬉しい」、子どもたちからは「とても楽しかった。また行きたい。次はいつなのか待ち遠しい」などの感想をいただきました。来年度も、皆様のご支援をいただいて今年度以上に盛り上がる里親子デイキャンプが実施できたらと思います。


 本活動は、東洋大学学生課外活動育成会の支援を受けて開催しました。
 エクステンション課や関係の皆様には御礼申し上げます。

記事作成:社会学部社会福祉学科3年 下道望明、佐々千陽、飯尾陸斗