2025.10.31|Fri
2025.10.31|Fri
1日目(9月1日)
今年度は、社会福祉学科を主としながらも、社会心理学科や社会学科、国際社会学科から20人の学生が集まりました。
バンコク到着後、野毛坂グローカルのスタディーツアーに参加している方々との顔合わせを行いました。スタディーツアーの方々とは、今後4日間ほど一緒に行動するため、自己紹介などを通して交流をしました。
空港に到着
タイのバイクにおどろき
2日目(9月2日)
午前は国連ビルを訪問し、会議室を見学しました。テレビでよく見る会議室だったので、学生は写真撮影を楽しんでいました。
午後はアジア太平洋障害者センターを訪問しました。タイの障がい福祉についてお話を伺ったり、センターの中を見学させていただいたりしました。相談やサービス提供などをワンストップで対応できる仕組みなどを学び、日本との違いも考える機会になりました。また、日本でおなじみのヤマザキパンが協力しているカフェもあり、驚きました。
有名な会議室
アジア太平洋障害者センター
3日目(9月3日)
午前はJICAのタイ事務所を訪問し、JICAやUNDP、ILOでご活躍されている日本人の方々からお話を伺いました。午後は少し場所を変え、タイの様々な機関で働いていらっしゃる方々からお話を伺いました。どのようなキャリアをたどって現在に至るのかや、タイの社会問題や環境問題に対しての活動、そこに日本がどのように関わっているのかを学ぶことができました。その後、登壇してくださった方々と、野毛坂グローカルスタディーツアーの方々、東洋大学の学生で懇親会を行いました。食事をいただきながら、多くの学びを得ました。
4日目(9月4日)
チュラロンコン大学を訪問しました。東洋大学バンコクオフィスの方々や学生と顔合わせをし、タイの文化や歴史に関する講義を受けました。環境や他国との関係性など、タイに関する様々なことを学びました。そして、チュラロンコン大学の学生がキャンパスツアーをしてくれました。学部ごとに建物が違っており、キャンパス内を車が走っているほど広大な敷地でした。
午後も、チュラロンコン大学の学生がバンコク市内を案内してくれました。日本では見ることができない景色を見ながら街歩きをし、博物館にも行きました。建物や美術品など、歴史的なものを見ることができ、とても楽しかったです。
チュラロンコン大学にある、学生がテスト前や試合前に願掛けをするところ
絶景
博物館
5日目(9月5日)
午前はミャンマー人の子ども向けの学校を訪問しました。子どもたちがタイに来た経緯や、将来の夢、タイでの教育についての話を伺いました。どの国でも、子どもたちは可愛く、その笑顔は守られるべきだと改めて思いました。その後は周辺の街歩きを行いました。
午後はブンイトー市の医療・高齢分野の施設に伺いました。講義や施設見学を通して、タイの高齢者福祉について学びました。
ミャンマー人の子ども向けの学校
街歩き
ブンイトー市の高齢者センターにある60歳以上の人が楽しめるバー
6日目(9月6日)
午前は、プラウェートスラムを訪問しました。ここで生活している人々の様子を見学したり、コミュニティのリーダーの方々からのお話を伺ったりしました。実際に住んでいる人々はとても活気があり、劣悪な環境の中でも笑顔で過ごせる理由が気になりました。
午後は、タイ国内最大級のクロントイスラムとシーカー・アジア財団を訪問しました。この地域は、午前に訪問したコミュニティと比べて生活環境が整っており、財団による教育支援なども充実している印象を受けました。
プラウェートスラム
クロントイスラム
シーカー・アジア財団でのお話
7日目(9月7日)
飛行機でバンコクからチェンマイへ移動しました。チェンマイはバンコクと比べて穏やかで、空気が綺麗だと感じました。到着後は、チェンマイ大学教員のアッカラチャイ先生が市内を案内してくださいました。先生が作った卵を使用したプリンアイスの試食をしたり、傘を作るセンターや温泉施設を訪問したりしました。プリンアイスも温泉卵も本当においしく、これまでの疲れが癒された一日でした。
飛行機から見えたチェンマイ
プリンアイスの試食
温泉卵
8日目(9月8日)
午前は、フェアトレードに取り組んでいる団体を訪問しました。ここでは、タイの少数民族の方が伝統的な織物や刺繡を製作し、適切な価格で販売しています。実際に機織りを体験したところ、想像以上に体力が必要なことが分かりました。
午後は、チェンマイ大学を訪問し、タイと日本の交流について講義を受け、日本語学科のみなさんと交流しました。チェンマイ大学の学生たちは日本語がネイティブレベルで、私たち以上に日本のアニメやドラマ、ゲームに詳しく、驚かされました。
機織り体験
チェンマイ大学での講義
懇親会の様子
9日目(9月9日)
アッカラチャイ先生が経営している果樹園を訪問し、先生や若手の農家さんからお話を伺いました。ここではオーガニック商品の生産、養鶏、養豚などを行っており、肥料も自分たちで作っているそうです。
午後の肥料作り体験では、バナナの木を輪切りにし、お砂糖と合わせる行程を行いました。バナナの木はとても硬かったですが、作業が終わったあとは達成感に包まれました。
アッカラチャイ先生たちのお話
バナナの木のカット
出来上がった肥料のもと
10日目(9月10日)
いくつかの班に分かれて、チェンマイ大学の学生と市内視察をしました。私の班は、ワット・プラシンとワローロット市場に行きました。ワット・プラシンではタイ式のお祈りの仕方や「お祈りさせていただく」という考え方を学びました。タイのお寺の中には2世紀に建てられたものもあると聞き、古さに圧倒されました。ワローロット市場では、たくさんの種類の商品が陳列されていて、店員さんも愛想がよく、活気に溢れていました。どのスポットでも、チェンマイ大学の学生たちが詳しく説明してくださって、より充実した視察となりました。
ワット・プラシンの中の様子
金堂
ワローロット市場
報告・作成者:岩佐心菜(社会学部社会福祉学科・4年)・髙松日菜(社会学部社会心理学科・4年)