2024.12.18|Wed
2024.12.18|Wed
現在、2年生は2025年2月から3月の児童福祉施設での実習に向けた指導を受けながら、初めての実習に向けて準備をしています。
今回紹介するのは、実習施設で行うこともある、レクリエーションをお互いに実践する、という授業です。
3人グループに分かれて、1時間程度の障害児や障害者を対象とした活動の指導案を作成し、その一部を実践しました。
あるグループは、魚釣りを企画しました。自分で好きな魚のイラストを描いて、それも釣りの魚にして、釣りをみんなで楽しみます。モールで釣る部分を作っているので安全で作りやすいですね。
あるグループは、動物のイラストを貼り、ボーリングをみんなで楽しむ企画を披露しました。ネズミは小さいペットボトル、クマは大きなボトル、と大きさ、そして得点も変えるという点が良く工夫されています。
あるグループは、木の枝が描かれた白い紙に、のりを塗り、ちぎった折紙をはらはらとふると、素敵な桜の木が出来上がりました。3月の実習という事で、みんなで春を待つ気持ちを楽しむというテーマです。季節感を取り入れるというのも良い視点です。
様々な障害や生活の課題を抱えている子どもや人と接すると、ついその課題の部分に意識がいってしまいます。でも、日々の生活を送る、ちょっとしたことで楽しくなったりするのは皆同じです。今回は、授業でのアドバイスをふまえて「みんなが共に楽しむひと時を過ごす」という視点が取り入れられており、なかなか良い内容でした。
授業が終わり、日が暮れる頃、キャンパスのイルミネーションが灯り、学生の帰宅する姿を見守っていました。