2024.01.12Fri

【ゼミ活動報告】外国につながる親子を対象とした「ミニ運動会」を開催しました

 2023年12月3日(土)に赤羽台キャンパスHELSPO HUB-3アリーナにて、バングラデシュなど外国につながる親子を対象とした「ミニ運動会」を開催しました。当日は、関係者・参加者含め約60名(子ども21名・大人14名、TOMONIボランティア16名、東洋大学の学生8名など)の方々にご参加いただきました。


 このイベントは、主に桐ヶ丘地区在住のバングラデシュなどの外国人世帯への支援を行うTOMONIの活動への協力として行いました。TOMONIは、LIFE SCHOOL 桐ヶ丘こどものもり保育園を拠点に、北区社会福祉協議会、桐ヶ丘地区の有志の方々、日本語学校、NPO、東洋大学などが協力して2023年5月から月1回、活動を行っています。


 「ミニ運動会」は、社会学部社会福祉学科2年の「社会福祉総合演習」のフィールドワーク活動の一環として、学生自らが企画の考案から運営まで行いました。TOMONIに通う子どもたちやその家族が揃って楽しめるイベントにしたいという気持ちから「ミニ運動会」を開催することにしました。授業外にも皆で集まって企画を練ったり、チラシやポスターの作成、参加賞の準備などを行いました。


 当日は、赤組と白組の2チームに分かれて、しっぽ取り・玉入れ・リレーの3競技を行いました。どの競技も、子どもや大人の参加者の方々の笑顔や本気で取り組む姿が印象的でした。特に最終競技のリレーでは、白熱した試合展開になり全員が声を出して応援し、盛り上がりました。

(玉入れの様子)

 (リレー開始前の様子) 

 参加者の方々から、「子どもだけでなく大人も楽しめるイベントが良かった」という声をたくさんいただき嬉しかったです。親が積極的に参加することは多文化共生を実現するためにも重要であり、子どもたちをきっかけに家族も参加できるイベントを行うことができてよかったです。


 イベント後、TOMONI活動に中心的に関わっているLIFE SCHOOL桐ヶ丘こどものもり保育園の赤倉健園長(東洋大学卒業生)から、日本語に不慣れで支援を必要としている家庭への継続的な支援が必要であることやTOMONIの活動を継続する中で、今後も東洋大学の学生たちとのコラボ活動を行っていきたいというお話がありました。


 今回の活動を通して、私たちは異文化理解について学び、この経験を日本だけでなく世界のニーズに目を向けた社会福祉政策や、すべての人が平等に支援を受けられる社会福祉制度など、社会福祉学科の学生として視野を広げた学習につなげていきたいです。

(子どもたちが作った
記念の缶バッジ)

(終了後の集合写真)

記事作成:社会学部社会福祉学科2年 遠藤雄太、毛見真大、瑞雅