飛び跳ねる若さにまかせるまま
必死でくねるroadを走り抜けた
愛されていることにも気づかず
哀れみから署名活動に名前を書いた
ずっといたはずの友達
だけれども
記憶の隅に名前だけある――友達
思い出の深さを測れば
海溝にたどり着きそうな深い海
未来の方向が180度近くあった
ほの蒼い若い時を
後に実らない言動に駆り立てられ
淋しい音楽を聴いていたのか
胎動を感じることもなく終わった
何が幸せかわからぬ人生を
地上の蝉のように思いながら
私はただ生きている
「後七日で死ぬのよ」
運命の女神が私の命に終止符を打つとき
私は甘んじて受け入れるだろうか――
本当の恋も知らぬまま
I love youをささやいた短い時間に
さようならと言いおいて