春風のような彼に
守られて
揺られて
タンポポの綿毛のように
柔らかく
優しく
生きてみたいと思う
願いは一つ
「彼の笑顔を見ていたい」
春の女神に抱かれて
小川を渡ってゆく
小舟になりたい
今この一瞬に
淋しさの消え失せた世界を
幼子のように無邪気に
喜んでみたいと思う
春は希望に満ちていて
私の思いを膨らます
春!
はじまりの「今」