一生涯ただ一度と決めていた
そんな恋に出会えるのは
一体いつのことだろう。
この人も違う
あの人も違う
ふるいにかけると
いつもその目からこぼれ落ちてしまう
真っ赤なイチゴの乗った
立派なケーキになる日まで
私の恋はおあづけ。
生クリームをぬるまでに
きめ細かな小麦粉を
混ぜて焼かずにいられない。
木イチゴの色合いは
I love you
花言葉は知らないから
私が勝手に決める
I love you
いつかあなたに届けるまで
私は粉をふるい続ける。
そしていつか
その口元に届けるの
私の大好きなショートケーキ
想いの詰まった木イチゴの味