この世からあなたが消えたら
私はきっと退屈で
命を絶ってしまうでしょう
何をしでかすかわからない
幼子のような無邪気さで
あなたは笑顔で
人の倫を外す
そんなあなたが信じられず
それでもあなたが好きだった
私はすべてを包み込んで
小さな甍にいるような
妙にやさしい心持になる
あの世に通じる橋を渡るまで
どうぞこのまま
腕白坊主のあなたでいてね
小憎らしいのも魅力の一つ
優等生じゃないのがいいの
慣れないところも愛する理由
一生ずっと
宵闇の中の光を浴びて
あなたの息を感じて
わけのわからぬときめきを
心に灯し続けたいのです