夢の続きが見たくて
枕に顔を埋める
朝の光はまだやって来ない
午前四時四十分
遠くに車の音がして
私を現実に戻してゆく
あなたは
今どこで何をしているのだろう
トーストをかじっている?
新聞に目を通している?
それとも 仕事で頭がいっぱい?
私はあなたの
夢を見ていたよ
あり得ない話ばかりで悪いけど
私はとても幸せだった
ずっとあなたが側にいてくれる
ずっとあなたが微笑んでいてくれる
ずっとあなたの声を聞いていられる
――そんな夢
Happy Endingに
ならないことはわかってる
このひと時を私に下さい
その記憶が
きっと私を強くする