ウツボグサ シソ科
残暑お見舞い申し上げます、
蒸し暑い日が続いていますが、皆様「夏バテ」していませんか? 胃を冷やし過ぎないように、たまには温かいものを飲食して胃をいたわって下さい。
今月はウツボグサです。5月に花を咲かせ、6〜7月になると花が枯れ「夏枯草(かごそう)」になります。地上部を乾燥したものを夏枯草といい、消炎利尿を目的に腎臓炎、膀胱炎に用いられます。夏枯草1日量、約10gを、500ccの水で煎じ、約半量にし、ろ過して3回に分けて食間に服用します。
夏枯草には、タンニン(ポリフェノール)が多く、夏枯草だけを長期間服用すると、胃を刺激しますので胃弱の人は注意が必要です。
夏枯草に大棗(たいそう、ナツメの果実)を加えたものは急性黄疸性肝炎に効果があると言われています。また、暑気払いに、夏枯草を刻み、お茶のように飲むと効果があると言われています。外用には口内炎、へんとう炎に、夏枯草3~5gを、300ccの水で煎じ、煎汁でうがいをすると予防出来ます。結膜炎の洗眼液として、上記の煎汁を脱脂綿でこして用います。この場合には常に新しく煎じたものを用いて下さい。ウツボグサの生の葉を潰して打撲傷などの患部に塗と効果があると言われています。
8月中旬、庭にウコンの花が早々と咲きました。普通、ウコンの花は9〜10月です。9月にはミョウガの花が咲きだします。ミョウガは物忘れをするとも言われていますが、皆さん如何ですか??
8/17に高森に出かけましたら、お盆に合わせて「ショウキズイセン」が黄色い花を咲かせていました。秋の彼岸にはヒガンバナが咲きます。
南阿蘇、高森は、朝夕涼しくなったとのメールが届きます。秋の植物が大きくなり、稲穂も大分大きくなってきました。電車の走っていない高森線の中松駅〜立野駅の間は線路が草ぼうぼうです。「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」の前にある食堂は営業していまし、駅の清掃も綺麗にしてありました。
駅の横の線路の上を走る車道の橋は、米の収穫が終わる秋から修復の工事が始まるそうです。
胃腸の調子を整え、楽しい『食欲の秋』をお迎え下さい。
<イベント情報>
詳しくは連絡事項をごらん下さい
10/1にお互い元気でお会い出来ますことを楽しみにしています。
10/1(日)に「第17回薬用植物を知ろうin熊本(南阿蘇)」を行います。
興味の有る方は、ご参加下さい。(一般のかた、子供さん大歓迎)
8:00〜8:40(受付、南阿蘇ビジターセンター前)、9時〜15時(観察会)、参加費:1000円、準備するもの:飲み物、弁当、草原を歩ける服装、雨具、ゴミ袋など