ワサビ
アブラナ科
今月は、ワサビです。写真は陸ワサビです。大変身近な植物ですが、花を知らない人がほとんどではないでしょうか?
ワサビには、非常に強い抗菌作用が有ります。その作用を巧みに利用したのが日本人です。生の魚介類を食べるときには、食中毒が大変恐いので、抗菌作用の強いワサビと一緒に食べるわけです。またワサビには食欲増進作用、血栓の生成を抑制する効果等が有ります。
ワサビと言えば根茎の部分だけを思い浮かべるでしょうが、茎葉・花も大変美味しく、ワサビ茎葉を醤油で和えると格別です。作り方は:1)ワサビ茎葉を水洗いする。2)60度位のお湯にワサビ茎葉を入れ、3)1分ぐらい鍋の蓋をしたたま保ち、お湯を素早く捨てる。4)鍋に蓋をした状態で蓋と鍋の底に当たるように強く振る。5)開けるとツーとした香りがします。適当に切り、醤油・味醂などで味を調え、密封出来る容器に保存します。
ワサビは、そのままでは辛くありません(シニグリンなどを含む).すりおろすことで、細胞が壊れ、中にある酵素(βグルコシダーゼの仲間のミロシナーゼ)が働き、シニグリンが、アリルイソチオシアネートという化合物に変化し、辛みのツーとした香りがします。酵素は35度~40度位の温度で良く働きます。それを利用したのがワサビ茎葉醤油漬の作り方です。温度と巧く細胞をこわすことがコツです。口に入れて噛む時は、唾液とよく混ぜながら噛むと、香りが出ます。
鏡餅のカビが生えやすいところに薄くワサビ(練りワサビで良い(ワサビ大根より作る))を塗っておくとカビが生えにくいです。今年の暮れにでもお試しください。
★注意:もし山に行ってワサビの茎葉を取るときに、根茎は絶対に取らないでください。取ってしまうと来年は茎葉を取ることが出来ません。また、野生の根茎には線虫が入って黒くなり、美味しいすりワサビは出来ません。目先のことだけを考えないで、長く楽しむ方法で美味しい食事をしましょう。
4月8日は、お釈迦様の誕生日を祝う”花祭り(灌仏会)”です.アマチャのお茶でお祝いをしましょう。
特効薬・予防ワクチンが無いので、新型コロナウイルスで大変です。咽がおかしいかなと感じたら、渋茶でうがいをして予防して下さい。
私は、プロポリススプレー&プロポリスキャンデー、麻黄湯で予防し、野菜スープ(強力野菜スープ(前田浩著))で免疫を上げています。お試し下さい!!