ステビア キク科
ステビアの花 甘味成分のステビオサイド
今月は「アマステビア(甘ステビア)」です。パラグアイ等の南米が原産地と言われ、日本に50年位前に導入されたようです。花は夏〜秋にかけて咲きます。甘い成分として、ステビオサイド、レバウディオサイドが知られています。主の甘味成分のステビオサイドは砂糖の300倍位の甘さですが、甘すぎるので、食品分野では、甘味を少し軽減し、100倍位のステビア末が使われているようです。天然甘味料として、飲料等に添加され、糖質ゼロ記されているものが多いですね。他に甘草から得られる「グリチルリチン」も天然甘味料として使われています。
しかしステビオシド、ステビア末の構造式内にはブドウ糖を含んでいますので、カロリーがゼロでは有りません。記載上、「0」と記された場合、「0.4以下」で四捨五入されています。最もよく分かるのがノンアルコールです。私はアルコールに弱いので、ノンアルコールのビールを飲んで酔います。何故なら「アルコール 0%」と記されているビールには、0.4%位のアルコールが含まれている可能性があります。酒の弱い人が、沢山ノンアルコールビールを飲んで、車を運転すると酒気帯び運転で捕まる人もおられますので、ご注意して下さい。
話を戻して、ステビアの栽培ですが、原産地は暖かい所ですので、寒さに余り強く有りませんので、越冬しないことが有りますので、冬だけビニールハウス等に入れて越冬すると良いと思います。苗はホームセンター等でたまに売っています。なるべく甘い苗を選んだ方が楽しいですね。 もし、甘味料として飲食するときは、多飲食は避けた方が良いと思います、たまに楽しんで下さい。
多くのハーブをお茶等で楽しむ方がいますが、飲み過ぎには注意して下さい。
この前、農業公園の植木市に行きましたら、剪定したラベンダー、セージ等の地上部をアルミホイルに包み、暖房用の石油ストーブの上に置いて温めたいたので、良い香りがテントの周りに漂っていました。広い部屋でお試し下さい。
インフルエンザが流行していますので、予防に「唾液を出す、口の“あいうべ体操”」、「濃いお茶でのウガイ」、「板藍根エキス」、「プロポリススプレー、プロポリスキャンディー」での予防、「風邪かなと感じたらすぐ“葛根湯or麻黄湯”を一服」(漢方薬の風邪薬“葛根湯or麻黄湯”は「2時間おきに飲んで下さい」、1日3回では効果は半減以下です)
天然のモノには、良い部分、悪い部分があります、巧く使って、楽しい冬をお過ごし下さい。
<江汐公園内の薬用植物園便り、1月篇>
<猫被害> (1)1月に、猫がビニールハウス内に入り、足跡&小便の臭いがしました(換気のため、横のビニールを15cm位開けていたのと、猫避けの超音波機が入り口と階段の間に向けていたので、階段からフェンスの上に乗り入って来たのではと思います。 (2)また、池側で餌をやる方がいて、南&西側をウロウロしています(困った物です)
<ハーブの圃場作り>(1)昨年11月に終了した「山口花博」から頂いた「ハール類」の苗を、植え付けました。(2)晃栄の方に、芝生区に「マサ土で圃場4む棟(30cm高さ、2mx5m)」を作っていただきました。(3)そこに、1/22〜24日で、10種位のハーブ類を植え付けました(写真)。(3)1/26の雪の中、宇部のハーブ園の方々23名が見学に来られました。(4)熊本に帰った夜(27日)に強風が吹き、ハーブ園に設置した説明のラベルが吹っ飛び、猫避けの超音波装置も転がっていました(南風が吹いたようです)(5)28日に福岡から来られた方に差し替えて、修理してもらいました。
芝生区のハーブ圃場 植え付け表示の終わったハーブ園 28日風で飛ばされた説明板