トウキンセンカ (Calendula officinalis L.) キク科
キンセンカは橙色の太陽に輝く花を咲かせます。高地で見ると涼しそうですが、日本で見ると暑そうに感じる花です。アロマをしている女性の要望でネパールの標高1500m位の民家の畑で探したことがあります。普通は園芸で植えているので、薬用とは余り思いませんが、ヨーロッパ等ではハーブとして薬用に用います。花、葉には消炎作用、抗菌作用があり、ヨーロッパの民間薬では外用薬として皮膚の炎症、内服では胃潰瘍、胃炎などに用いるようです。「いろんなものが薬用に用いられてきたのだな」と、調べるたびに感じています。現在は各種炎症には、ステロイド系抗炎症薬が開発され、治療薬の主流になっています。しかし、昔ながらの植物の方が副作用も少なく、皮膚に優しいといって利用している人もいます。身近な薬用植物を利用した民間療法も捨てたものではありません。ただ副作用もありますので注意して下さい。
今年も、年の初めの、1/22早朝、出発、福岡空港〜バンコク経由で、23日にネパールのカトマンズ空港に着、天候は晴れ、スモッグでヒマラヤの山は見えません。2/17にカトマンズ出発〜18日福岡空港に早朝着きました。3週間AITM大学(Asian Institute of Technology & Management)薬学科とKVC大学( Kantipur Valley College ) Biotechnology学科で、講義(1時間x2回/日、2大学で5日)と実習(3時間/日、5日1大学)を行いました。宿泊は、2016年からお世話になっている、両大学のだいたい中央のカトマンズ盆地南のPatan地区にある「Muhabuddhaゲストハウス」です。食事はゲストハウスの奥さんのご配慮で、私のために、油を減し、トウガラシの辛味を抜いた食事(カレー等)を作って下さいます。お陰で、中性脂質(TG)は変化なく、体重も2kg位減りました。
滞在中に、咽がイガイガし咳が出て止まらない時に、「麻黄湯+半夏厚朴湯」の頓服で治りました(ピタリと止まる)。
寒くなり、インフルエンザ・新型コロナ(COVID-19)で大変です。基礎体力・免疫力をUPし、ウイルスに負けない免疫力を維持して下さい。「舌のアイウベ体操・渋茶でウガイ」も予防に良いです。