ミツバアケビ アケビ科
ミツバアケビの花 ミツバアケビの果実 アケビの花
花は4月末〜5月に咲きます。アケビ(葉が5枚)、ミツバアケビ(葉が3枚)、ゴヨウアケビ(アケビとミツバアケビの交配種)、ムベ(果実が割れない、葉に光沢があり、枚数は5〜7枚位の不規則)が身近にあります。南阿蘇で9月末に割れて、鳥に食べられたアケビの実を見つけました。山口県山陽小野田市の江汐公園内に作っている「薬用植物園」のミツバアケビの実が、10/24から割れ始め、食べごろになりました。20個位なっているムベ実は、食べごろになるのは11月初め頃です。ミツバアケビの中身(種の多い果肉)を食べた後の、残った皮の外の硬いところをピーラーで除き、(1)中に肉&野菜を詰めて、蒸すor 焼くなどして輪切りにし食べると皮の苦みがあり、美味しいという酒の好きな方がいます。(2)果実の皮の油味噌炒め:皮を熱湯で茹で、一晩水にさらし、細かく切って油で炒め、味噌、味醂、蜂蜜(お好みで)味付けをする。試してみて下さい。
薬用としては、アケビ、ミツバアケビ、ムベ、ゴヨウアケビの蔓を、生薬名「木通(もくつう)」といい、消炎利尿などの尿路疾患、浮腫による疾患の水を尿として出す等に用いられます。漢方処方では、竜胆瀉肝湯、当帰四逆湯に配合されています。
民間薬では、種子も用い、「木通子(もくつうし)」といい、腎炎、尿道炎、膀胱炎などに良いと言われています。利用の仕方は、木通orも木通子(種をつぶして用いる)、それぞれ3〜5g位に水400ml位を加え、弱火で半量位に煎じ、ろ液を3回に分けて利用してみて下さい。
咳が出る風邪が流行しているようです。気温差、湿度の変化が大きいからでしょうか? 火山灰等のホコリのせいでしょうか? 私は咽に違和感を感じたら「プロポリス スプレー」で抗菌、抗炎症を行っています。背中を冷やし「風邪(感冒)」かな?と思ったら、すぐ葛根湯を飲むことにしています。関節などの節々が痛い等、もしインフルエンザかな?と感じたら、少し発汗力の強い「麻黄湯」をすぐ飲むようにして、予防しています。
私はまだ体力があるので、ゾクットしたら葛根湯 or 麻黄湯、次の一包は2時間後に飲むと効果がきちんとでます。一日三回(6時間位おき)の服用では、漢方薬は効かないと言われる由縁です。その理由は二千年位前の「傷寒論(しょうかんろん)」に書いてあります。昔の方は科学がなかったのに凄いです!!
山口東京理科大学薬学部の2年生に、昔、原野先生に教えていただいた「フェノールと安息香酸」の軌道論の考えを少し教えたら、o,p配向、m配向の電子論で習って覚えるのより、分かりやすいと、興奮していました。勉強して友達に教えたらと伝えましたが、軌道論の教材が見つからないと学生さんが言っていました。
<薬用植物園便り>
11月11日から北風が強くなってきました。今日(14日)は随分冷たい北風が強く、身体が冷え、なんとなく風邪気味なので、葛根湯を飲み、16時前、早めに薬用植物園を後にしました。まだ膠原病の成人スチル病治療中です、感染症にかかれないので、早目の対応です。このHPを薬学部6号館の部屋で追加しながら、まだ冷えが除けていないのか、少しおかしいなと感じています。地下足袋ですので、足から冷えたのでしょうか??(11月14日17時53分記)
1)疳の虫(かんのむし):子供が、イライラする時に、肝(かん)の虚熱(疳の虫)を除く「抑肝散」などの柴胡剤で、虚熱を除くと、落ち着くことが、昔から分かっていました。人は生まれて、寝て過ごし ⇒ 乳母車 ⇒ 歩き ⇒ 成長し ⇒ 年を重ねると ⇒ 車いす ⇒ ベッドで寝る ⇒ 死へ、と変化します。生まれた時に戻ると考えると、子供に用いた漢方薬が効果があると考え、更年期、高齢者の多動症・イライラなどに、疳の虫に用いる「抑肝散」を用いると効果があることが分かり用いられています。
2)遠志(おんじ):イトヒメハギの根を乾燥したものを遠志と言います。漢字の意味を簡単に考えると「思いが遠くなる」でしょうか? 痴呆症の改善・予防に効果があることが解明されました。
<疲れた、2019年11月2日、猫の餌やり> 10月から、第二駐車場のトイレ付近で猫に餌をやる人が増えています。 1)薬用植物園に猫が入って困るので、猫に餌をやらないでと言うと、「そこに猫がいるから、餌をやる」と言っていました。2)薬用植物園の近くで、猫に餌をやるので、薬用植物園内に入る、近づく等困る。3)フェンズにネコ避けを施しても、それを乗り越えた入ってくることあり。4)特に、寒くなってくると、ビニールハウス内等に侵入して来る可能性有り(昨年末今年の冬に、数度、侵入し、小便。耕した圃場に小便&大便をしていた)
<2019年11月3日> 1)来園者が、この園は必要ないのではと、言って行かれました。2)市と大学で薬用植物園を作ったようです。市民への健康のための啓発と、学生の教育、研究のためと、私は理解しています。
<薬用植物園の完全開放に向けての、私の条件>1)完全開放にして欲しいが「市からの唯一の要望」のようです。しかし、(1)猫、猪が、薬用植物園に入り、荒らさないことを、市が責任を持って保証・実行してくれる。(2)毎日、来園者に、説明できる、私の後任の、若い管理者を、常勤の専任職員or教員として雇ってくれることが、私の、数少ない市への要望&条件です。
<猫の侵入状態>
1)11/3:西側フェンスの上のネコ避けイボイボが動いて、猫の足跡(土)が内&外に着いている。
2)11/4:北側、扉の東サイドネコ避けイボイボが動き、フェンスの上、金網に土(足跡)が着いている。ビニールハウス(北&南の両方)の棚の下の土が、掘られ山になった跡有り(ならしておく)
3)11/6:15時頃、白と黒(茶?)の丸ますと太った猫が、園内に入ってくる(困ったモノだ)
4)11/11:13時頃、6日と同じ、豚のような上白、足腹が、茶色&黒?の猫が、ホップの茂みで寝ている。私に気が付き、下に逃げるが、どこに行ったか不明。
(2)下の入り口のドアの上のネコ避けが動き、泥がついている。外からはいたっと推定
(3)西側のフェンスと道の間で、今にも入りそうな、上茶黒、下足白の猫が中をうかがう、私に気付いて、林に逃げて行く。
5)11/12:朝、下の入り口のドアの上のネコ避けが動き、泥がついている。外からはいたっと推定。中にも金網等に泥の足跡有り、中から出たのでは!!
<水性区の除草(2019年11月5日)>
1)ガマ(コガマ)、フトイ等を除草、3時間かけ、だいたい除く。金魚が大きくなっていた。水面が90%位見える。昨年一杯だったヒシはほとんど見当たらない。5月に入れた、大きくなった金魚13匹発見(生きてて良かった)
2019年11月5日(水性区除草後、中央少し上) 2019年11月2日(除草前、中央右上)
満開のリンドウ
<逆さ落羽松>
今年春にデッキと池の間の3m以上伸びたイタドリ等を除草、池に転がっていた、倒木&ゴミを平田さんが除いてくれました。昨年までは見栄えが悪かったのですが、今年はTVでも紹介して下さるように、写真のような美映えで、紅葉を見に来る方々が増えています(管理地ではないのですが、パワースポットにしようとの思い出、除草&清掃をした結果です。皆さん楽しんでいただけましたでしょうか?? エネルギー(気)を、少しもらえましたでしょうか?)
11月12日の落羽松&逆落羽松(薬用植物園 北のデッキより撮影)
(薬用植物園 北のデッキより、2019年11月6日撮影)
2019年11月4日の落羽松&逆落羽松