ツルムラサキ (ツルムラサキ科)
寒くなってきました、皆様お元気でお変わりございませんか? 気温差が激しいので首〜背中〜腰を冷やして風邪を引いていませんか? 感冒を「風邪(かぜ、ふうじゃ)」と言います。寒い風で背中が冷え「ゾクゾク」して、寒気、発熱して風邪を引きます。2000年位前の本「傷寒論」(寒さで傷つき病気になった時の治療法)の最初に風邪の処方があり、その中に、症状が出たら、すぐ(頓服で)、1日分の処方を3回に分け6時間で飲むと書いてあります。
ですから、例えば、元気な人が、寒さでゾクットしたら、すぐに葛根湯エキス(又は麻黄湯エキス)を飲み、暖かくして養生し、2時間後に1包を飲んでいき、汗が少しニジンできたら飲むのを止め、暖かくして養生する。葛根湯(又は麻黄湯)を飲んだ後に「生姜湯などの温かいお粥」の身体を温め消化の良い食べ物を食べると、葛根湯(又は麻黄湯)の効果が上がります。葛根湯(又は麻黄湯)を1日3回で飲むと余り効果がでないことがあり、漢方薬は効かないという方が多々ありますね。 葛根湯(又は麻黄湯)を2週間も出す医者はヤブ医者です。 漢方を良く勉強している薬剤師、医師を選びましょう!!
今月は、7月頃から食用で売られているツルムラサキです。茎が紫と緑の2種が売られていますが、緑の株は蔓があまり伸びませんね。ムラサキは邪魔になる位伸びて、沢山食べられます。
ツルムラサキ(紫色の株)は、熱帯アジア原産のツル性植物、日本では健康野菜として栽培されています。他に、果実を染料に、地上部を解熱、利尿などに用いるようです。
ホームページを調べると、効果効能に、免疫向上、疲労回復、動脈硬化予防、美肌効果、骨粗鬆症予防、整腸作用、ダイエットなどが書いてあります。何処まで機能性が期待出来るかは不明ですが、ゼロでは無いと思います。ホームページには色んなことが書いてありますが、トライしてみて、もし効果があったら続けて下さい。おかしい時は早めに止めて下さい。
ツルムラサキは、霜に弱く、菊陽町では冬は枯れてしまいますが、奄美群島、沖縄などでは多年草で、1年中利用出来ます。若い葉を収穫し利用する方が美味しいです。
寒くなります、風邪・インフルエンザに罹らないように、免疫力を下げないように心身のバランンスを普通に保ってください、良いお年をお迎え下さい。
年末に正月に屠蘇に用いる「屠蘇散」を作ります、御必要な方は実費でお分けします。ご連絡下さい。