ゲッケイジュ(月桂樹) クスノキ科
連休は如何でしたか? ひばりヶ丘公園の北西の入り口(散髪屋さんの横)で、月桂樹の雌木を見つけました。四月下旬に花を撮影しました。
月桂樹の枝葉は、マラソン等の優勝者に冠で与えるので有名です。ローリエ(フランス語)、ローレル(英語)、月桂樹(日本語)は、地中海原産の常緑樹で、語源はラテン語のLadis(誉め称える)からきたと言われています。
ローリエの葉には甘い香りと苦みがあり、肉や魚の臭い消しや料理の香り付けに、カレー、シチュー等に用いられます。生葉はスッキリした香りと少しの苦みが、乾燥葉は甘い香りが強いのが特徴で、巧く使い分けて料理に用いて下さい。
香りの成分は、シネオール、オイゲノール等で、精油成分から月桂油が得られます。薬用では、乾燥葉を煎じて、リウマチ、神経痛に用います。また芳香性苦味薬として葉の粉末を1回1g、一日3回服用します。秋に黒い実ができます。熟した果実を乾燥したものも苦味健胃薬として用います。
ギリシャ時代から月桂樹は薬用として用いられ、ギリシャ時代の本「ディオスコリデスが書いた薬物誌「マテリア・メディカ」に、 葉の煎じ液で坐浴をすると、子宮や膀胱の痛みに効果があると記されている。また、月桂樹の根皮2gくらいを芳香のあるぶどう酒とともに服用すると、胆石を溶かして、肝臓病に効き目があると記されています。
聖書には色んな薬用植物が記されています。最も多くでてくるのが「ブドウ」で、ブドウ酒ですね。オリーブ、アンズ等も出てきます。これからウメ、アンズの実が熟れます。巧く利用して下さい。
家の庭のサクランボの実は熟れる前にヒヨドリに食べられてしまいました。ウメ、ビワが5月末には収穫時期かなと思っています。トキワマンサク、フジは花が終わり、甘茶、テッセンの蕾が大分大きくなっています。ユウスゲの葉が大分伸びました。ハナシノブの花が咲きだしました。ハナシノブ地上部をお茶にして飲むと脂肪の吸収を抑えてくれることが分かっていますが、希少植物で少なかったのでお茶にして飲んだ人もいないかったのですが、栽培が増えましたので、地上部をお茶にして試して下さい。
八十八夜も過ぎ、新茶の美味しい季節、カフェインが悪者にされていますが、お茶は身体に良いので、飲む、食べる等、巧く利用して健康を保て下さい。
★足もむき身もほとんど無くなりましたが、足の親指付近の痺れが残っています。また、浮腫により皮膚から体液が漏れた、右足の踝(くるぶし)の腫れ、痛みもほとんど無くなりました。左腕の肘の腫れと痛みも無くなってきました。筋力は50%位戻ってきたように感じますが、坂とか階段を登るのはきついですね!!
2017年5月26日
文責:矢原正治