ダウンフォール

日本本土に上陸せよ〜(2021

コロナによって開橋祭が中止になってしまった2020年度から一年、2021年度の企画のテーマは太平洋戦争最末期に計画された、幻の日本本土上陸作戦「ダウンフォール作戦」でした。

相変わらず流行する新型コロナウイルスの影響もあり、伝統の射的ゲームをやむなく廃止し、感染対策のため、歴研史上初の無係員制を採用した2021年度は、新たな試みの連続でした。

解説を行う部員がいない状況で、どうすればお客様に楽しんでいただけるか?それを追求した2021年度の展示では、射的ゲームを行わないかわりに、沖縄戦などで行われた対戦車戦闘の様子を再現するなど、ジオラマ展示に力を入れる、模造紙の画像量を増やす、音声読み上げソフトを使うことで、部員がいなくても解説が行えるようにする、などの、制限がある中でのエンターテインメントを追求しました。ちなみに、本HPの定番企画「歴史の小ネタ帳」が開橋祭の機会に特別記事を寄稿したのは、2021年度が最初です。「歴史の小ネタ帳」コーナーは、「太平洋戦争の軍服」に着目した解説を行い、実際に戦場で着用された日米両軍の軍服について解説していました。

2021年度の展示は、厳しい感染対策が敷かれていたこともあり、実は一枚も写真が残っていません。皆様にお見せできないのは残念ですが、それでも歴研の大事な1ページです。