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皆様、こんにちは。歴史研究同好会、第四代総帥の竹内春翔です。先日の開橋祭は、お楽しみになれれたでしょうか?開橋祭も終わり、五年生である私に残された青春の時間も残り少なくなってきてしまいました。そしてこの退任の辞を読み終われば間もなく引退となり、私もこの部を去らねばなりません。
思えば、私がこの部に入部したのは、まだ一期生の先輩方が部活動を引っ張っておられた日のことでした。体験入部の日、どんな部活だろうか、自分に合っているのだろうかと心配しながら扉を開けた私を歓迎し、暖かく仲間として迎えてくださったのは、紛れもない一期生をはじめとした先輩方でした。入部の日から月日が経ち、先輩方も次々と勇退され、ついに私が部の最高職、総帥の職を拝職した後も、あの時、暖かく迎えてくださった先輩方は、いつも未熟な私の前に道を示し続けてくださり、私も先輩方の残された物を活かし、ときには壊しながら、この部を発展させることに尽力してきました。
私は、中学校三年生の10月、ちょうどこの開橋祭が終わった後に、第四代総帥としての職を拝職しました。白状すると、私は入部した時、同じ学年の部員を見た時から、持ち前の支配的な性格から、この部活動を率いるのは自分しかいない、自分が適任者であるに違いないと思い、自分で言うのもおかしいですが、非常な熱意を持って職務に取り組んできました。総帥になる前から、私はいつか自分がこの部を率いるのだという覚悟と熱意を持って積極的に活動に参加し、結果的に目論見通り、総帥の職を得ることとなりました。
もちろん、総帥の仕事も楽ではありませんでした。先輩方の残された少々の不手際のカバーや、顧問や担当教員とも交渉、部活動内で次々に起きる問題の対処。全く楽な仕事ではありませんでした。しかし、私には「歴史研究同好会を、二度と他者からの嘲笑を受けぬ、強大な部活動にする」というヴィジョンがありました。残念ながら、我々の活動にご理解を示されない方、我々の活動を「変な活動」と決めつけ、笑われる極めて失礼な方々は、まだまだいらっしゃいます。しかし、近年の開橋祭の様子などを見るに、私の努力も全くの無駄であったわけではないようです。さらなる発展の為に掲げた「部活動ではなく小国家へ」というスローガンのもとに行った公式ホームページの内容充実化、新入生勧誘の強化、演劇企画『ヒストリー・アクト』の実行、部活動の抜本改革、職位制度の導入、レガリアの制定、そして我々の部章と部旗の制定…一時は5人程度まで落ち込んだ部員数も、今年度で16人まで回復し、我々は、現在日本に存在する歴史研究同好会や歴史研究部と名の付く中高の部活動の中では、最大級の規模と活動内容を誇る部活動となりました。これは正しく、私の部活動にかける熱意と、部員一同の並々ならぬ奮闘によって実現されたものです。
私を初めとした、我々五期生の部員は、本日をもって引退します。しかし、我々の努力と熱意、功績は、消えることなくこの部活動の歴史の一ページとして語り継がれることとなるでしょう。そしていつの日か、私が一期生の先輩の姿を見て、部を率いてきたように、私達の姿を見た後輩たちが、この部をさらに発展させてゆくことを、私は切に願っています。
私の公の皆様へのご挨拶、そしてこの部での活動は、これにて終了します。我々を支えてくださった保護者、教員、学生、そして本HPの閲覧者の皆様、これまでの温かい応援とご支援、誠にありがとうございました。そしてどうぞ、これからも歴史研究同好会をよろしくお願いいたします。
開智日本橋学園中学校・高等学校
第五期生
歴史研究同好会 第四代総帥
竹内 春翔