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ラストとなる第四回目のインタビューは、前作「アナザー・サン」にて原作・役者・監督を務め、今回も監督と兼任しながら、主人公ミレットの前に立ちふさがるアメリカ軍人アレクサンダー・ラギオ大尉役を務められる、三矢佳一さんに、お話を伺いました。
Q1.ご自身について教えてください (今までの劇経験など)
皆さん、お久しぶりです。今年も登場しました、三矢佳一です。皆さん知っての通り、私がこの企画に登場するのは二回目になります。演劇関係の遍歴を言えば、中学生時代に脚本を書き始め、私が一部脚本改定や衣装等に関わった三年生の「サウンド・オブ・ミュージック」でドイツ軍の中尉役を務めたところから、軍人関係の役が増え、前回のヒストリー・アクトでは「明日を求めて」では警察官役、「アナザー・サン」では、脚本・監督、そして北ベトナムの軍人、クオン中尉の役を務めさせていただきました。その後の2022年度の高校一年生によるクラス劇「SPY×FAMILY」では脚本制作にも携わり、今年度のヒストリー・アクト・リバイバルでは再び脚本・監督としてメガホンを執る傍ら、米軍将校アレクサンダー・ラギオ大尉役を務めさせていただく運びとなりました。
よく考えると、一年経つごとに階級が一つずつくらい上がっていますね(笑)。
ちなみに、役者や脚本以外ですと、先述の「サウンド・オブ・ミュージック」をはじめとした様々な舞台作品で、衣装製作・監督に携わっております。
Q2.この役は、どういった役だと思いますか?
脚本を書いているのが自分なので、「どう思う」というわけではないのですが、ラギオ大尉はやはり、規律第一で生真面目な軍人です。が、公開前なのであまり詳しくは言えませんが、作中で言及されるように、彼も自分のやっている仕事があまり「善」ではないことを知っており、むしろ本来は職務とは逆の立場を取りたい、と思っている人ですから、やはりなんと言いますか、全体を通して呼んでいくと、人間、しかも上の命令が絶対な軍人の悲哀というのがしみじみとあふれるような役だと思っています。
Q3.役を演じる際に心がけていることは?
去年と同じく、なるべく規定第一!な軍人を演じようと心がけています。自分で言うのも何ですが、私本人はあまりラギオ大尉のような性格ではないので、お客様に「ああ、これは思った通りの軍人だ!」と言っていただけるよう、今までの経験を活かしつつ、役作りを行っています。
Q4.撮影に対しての意気込みは?
昨年度のヒストリー・アクトでは、私の作品は、来場してくださったお客様からは、非常に高い評価をいただきました。しかしやはり、特に本校の学生の方からは、歴史研究同好会が劇をやる、というのがおかしいのか、それとも単純に私個人や歴史研究同好会の方々を軽んじているのか、少し我々の活動を馬鹿にするような言動を取ってくる方が一定数いらっしゃり、私や歴史研究同好会の皆様が一生懸命、良い作品を創り上げようと努力してきた姿を見てきたからこそ、非常に残念に思っています。だからこそ、今年度は来年度よりも更に良い作品を創り上げ、批判の声をすべて称賛の声に、評価を「何やってんだよw」から「来年もやってくれませんか?!」に変えられるよう、一層の努力を重ねていきたいと思っています。
前年度のヒストリー・アクトでは、その演技と脚本の両方に驚きと称賛の声が多く寄せられた三矢さんの最新作に、今年も目が離せません!