The Santa Trackers


Hello…I Got something that might interest ya. Do you want to see it?

Yes? He,he,he,thank you.

Ahh…this Commentary is very interesting.But…I think that is too dificult for you…Do you still see it?…OK,stranger.I’ll show it.He,he,he…

Welcome!

はい、というわけでみなさんこんにちは。執筆仲間が突然「俺この小説売るわ」とか言ってて困惑してる五連勤の溝口です。

え?最初のなんだよって?ああ…Hello,stranger?(こんにちは、お客さん?)というわけでバイオ4の武器商人さんです。今回ちょっといつもと違う感じで書いていきたかったので登場してもらいました。というわけで、今月も歴史小ネタ帳やっていきましょう。今回は今までのコマンドーだのタバコだの軍歌だのそういう殺伐としたものから離れて、みんな大好きサンタクロースについてお話していきます。え?ああ、なるほど。別に3択のロースとかいう意味不明な寒いギャグではありません。あと、ソ連の某ジャングル地帯に出現する、猿のお面を被って松明を振り回す人サルタクロース、BIG_SARUこと某儀式の人でもありません。というかいろいろまずいのでやめなさい(自戒)。今回は単純にサンタクロースです。


*Strangerは一般的に「知らない人」や「他人」などの意味で使われるが、「客」の意味も持つ。



サンタクロース

サンタクロース、皆さん大好きですよね。多分居ないと思いますがサンタクロースを知らない人のために一応簡単に説明すると、サンタクロースは日本では「12月24〜25日にかけて子供にプレゼントを持ってきてくれる赤い服を着てひげもじゃの太ったおじいさん」みたいな感じで認識されています。悪い言い方をすると子供には無料で欲しい物を持ってきてくれる便利な人と認識されていますね。ただ、夜中にサンタクロースが仕事中に起きている子供を見つけると、その子供に「早く寝ろ」と怒ってプレゼントを渡してくれないらしいです。ちなみに筆者は12月24日の夜中、だいたい11時半回ったくらいまでばれないように布団被って起きてたら、布団の上をなにか軽いものがスキップしながら歩いていった感覚があったことをいまでも覚えています。あれなんだったんだろうか()。

でまぁ、それは置いといて、みなさんはNORADという軍事機関がサンタを追跡していることを知っているでしょうか?



NORAD

前項で出てきた機関「NORAD」。皆さんの大部分はなんの機関かわからないと思います。NORADは正式名称を北アメリカ航空宇宙防衛司令部といい、英語のNorth American Aerospace Defense Command(のーす あめりかん えあろすぺーす でぃふぇんす コマンドーこまんど)の略がNORADになります。NORADはその名の通り北アメリカの国、つまりアメリカとカナダが共同で運営している連合防衛組織で、24時間体制で世界の爆撃機やミサイルの動向、果ては人工衛星なんかの監視もするすごい機関です。司令部はアメリカはコロラド州のピーターソン空軍基地、地下司令部がかの有名なシャイアン・マウンテン空軍基地に存在しました、が、現在主要な司令機関はすべてシャイアン・マウンテンからピーターソンに移転しており、現在はNORAD司令部としては使われていないようです。まぁそんなすごい機関だからか単にミサイルなどの大量破壊兵器を監視する機関だからか、「Today we celebrate our Independence day!(それが今日、我々が称える人類の独立記念日だ!)」で有名なインディペンデンス・デイだと宇宙人に襲撃されたりするわ、MGSPWではソ連からアメリカに向けてICBM1500基が発射されたとかいう欺瞞情報流されて大混乱したりするわと結構扱いはひどいです。でも洋画で大抵の軍事機関はかませだけどな!



NORAD Tracks Santa

さて、ひととおり概要を説明し終わったところで、NORADのサンタ追跡についてのお話に入りましょう。

まず、NORADのサンタ追跡とはなんぞや?というところで、その解説をしていきます。NORADのサンタ追跡、英語だとNORAD Tracks Santa(のーらっど とらっくす さんた)となるこのプログラム、なんとNORADの公式任務の一つで、1955年の開始以来毎年12月1日から24日まで実施される世界規模のサンタ追跡任務になります。なお、12月1日から開始とありますが、実際に追跡が開始されるのは23日深夜です。この任務はまずサンタの出発をレーダーでキャッチすることからはじまり、そこからイージス艦のイージスシステムや軍事衛星、サンタカメラネットワークで追跡し、さらにカナダ空軍の戦闘機でメキシコシティまでエスコートしたりするという壮大な任務です。ちなみにカナダ空軍は毎年この任務の際にカナダ領空を飛行するサンタのエスコートを担当するパイロットを毎年発表しています。

多分この任務の名前は知らなくてもニュースなどで「アメリカがサンタを追跡している」という文言を聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。もしかしたらその中には、実際にインターネットを使って今サンタがどこにいるのか調べた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?調べられた方はご存知かと思いますが、実はサンタ追跡任務の公式サイトがあります。このサイトのことを口で説明するのはかなり難しいので、筆者は事前にNORADに対して潜入任務(スニーキングミッション)を実施していたしました(大層なこと言ってますが要はNORAD公式サイトに突撃するだけです)。

英語能力がほぼない筆者には厳しい任務だった()。

というわけでここからは筆者が実際にNORAD公式に訪問したときのスクショを交えて解説していきます。ちなみに画像はすべて筆者撮影です。


「NORAD tracks santa」と入力しています。

ここから結果一覧の一番上に出てくる「Official NORAD Santa Tracker」というサイトに飛ぶと、サンタ追跡に関する公式サイトが見れるようです。

いったいどんな夢々しいサイトが出てきてくれるのか(ナチュラルフラグ)。いざ訪問です。

ファッ?!

はい。えー、当然なんですが、この画像を撮影した日、2月25日はクリスマスシーズンではありません。どうやらこのサイト、上で言ってる「Come back Dec.1 2021(訳:2021年12月1日に出直してこいや)」からわかるように、このサンタトラッカーは任務期間中、つまり12月1日以前だと動いていないようです。なんてこったい。うーむ…これでは任務失敗ですな。…ですががまだ終わってません。

サンタトラッカー公式への潜入は微妙な感じになってしまったのですが、さすがにこのままだとみなさんがただ筆者のPCのタブが多いことを紹介しただけになってしまうため、それを避けるべく筆者はNORAD公式サイトにも潜入してきました。

というわけで、見にくいですがここの文字の色の変わっているところがURLになっているので、それを踏んでNORAD公式にジャンプします。

というわけで到着いたしました、NORAD公式HP。この下には写ってないですがニュース欄的なものがありまして、25日にはちょうど「NORADはアラスカ防空識別圏に入ったロシアのTu-142海上哨戒機を識別し、追跡したよ(筆者訳)」というどこか物騒なニュースが載っていました。

で、まぁいろいろなものがあったんですが、個人的に一番気になったのは「ニュースルーム」の隣の「イメージス」。軍事機関なだけあって、基地内や兵器の画像が掲載されています。

(NORAD公式サイト イメージギャラリーより)

この空中給油を受ける米空軍のペイブホーク先輩の画像もイメージギャラリーから持ってきました。

で、まぁこんな写真があるのは正直当たり前なんですが、問題はこれですよこれ。

そう、このスクショの中、確認できるだけでも4人の人物がサンタクロースの帽子を被っています。これは一体なんのために被っているのか、筆者には見当もついて…ますけどやっぱりついてないです。多分撮影日時が12月のクリスマスシーズンだからなのか、それともこの方々がサンタ追跡任務でなにか特別な役割を果たしているのか…説明文には撮影場所と日時、被撮影者の階級と名前くらいしか出ていませんから、本当になぜ被っているのか…まぁ、こういうこともいいんじゃないでしょうか()。平和な証拠です。


潜入戦果はこれで以上です。個人的には簡単な文章を和訳するのにもGoogle先生に頼り、

「止まるんじゃねぇぞ…」が「Don't you ever stop…」になることの理解に20秒くらいの時間を要する筆者にしてはかなり思い切った選択をしたと思ってます(自画自賛)。

さて、こんな感じでNORADのサンタ追跡とはなんぞやという説明を終え、次はなぜ

NORADがサンタを追跡することになったのかを解説していきましょう。

*Don’t you ever stop=「やめないで」または「止まるんじゃねぇぞ」の意味

*「止まるんじゃねぇぞ…」とは、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物である「オルガ・イツカ」が死に際に放った名台詞。これはこの記事を書いている筆者にも言えることだが前述の通りキャラクターの死亡シーンをネタとして扱っているので、不快に思うファンもいることを頭に入れ、過度な使用を控えるべきものである。



Why are they tracking Santa?

タイトルにはなぜ彼らはサンタを追ってるの?と書かれていますがここでご説明するのは理由ではなく歴史です。筆者の英語力不足が光りますね()。さて、そんなことは置いといて、真面目に解説していきましょう。

NORADのサンタ追跡の歴史は1955年のあるデパートの些細なミスから始まりました。アメリカの有名百貨店であるシアーズ百貨店は、コロラド州のとある街の新聞に「サンタの電話番号」を載せました。本来はこれでサンタに電話がかかる予定だったのですが、なんとデパートは電話番号を一桁間違って掲載していました。で、その掲載された電話番号のつながるところは、同じ街のコンチネンタル防空司令部だったのです。当時、ここにはNORADの前身であるCONAD、大陸防空司令部の施設がありました。電話番号は、偶然にも当時の司令長官の席の電話につながるようになっていたのです。で、そこで電話をとった当時の司令長官は「調べたら、サンタはいまここにいるよ(意訳)」と回答し、部下にもサンタに関する電話にはすべて答えるように指示したそうです。最初は仕事中にそんな電話がかかってきて心の中では不機嫌だったであろう長官ですが、あるとき一人の部下が身元不明の飛行機を追跡するためのボードにサンタの写真を置いたとき、「あ、これ広報に使えるやん」と思ったようで、CONADの広報担当官に「メディアにうちがサンタを追跡してること言ってきてちょうだい(意訳)」と依頼。このサンタ追跡は段々と毎年の恒例行事のようになり、最初はサンタ追跡のふりをし続けるつもりのなかった司令長官も、メディアからの期待の声に答える形で毎年サンタ追跡任務のことを発表し、現在につながるイベントが生まれました。

近年、前述の通りNORADのサンタ追跡任務は有名になり、多くの作品やメディアでも取り上げられています。このコーナーでもよく使用させてもらっている「メタルギアソリッド」シリーズの「メタルギアソリッド ピースウォーカー」でもサンタ追跡に関するやり取りが収録されており、そのコーナーでは主人公ネイキッド・スネーク(BIG BOSS)が39歳になってもサンタの存在を信じていたことも発覚します。おそらく、このコーナーでNORADのサンタ追跡を知った人も多いのではないかと筆者は思っています。実際筆者もそういう人です。



まとめ

なんか毎回毎回まとめって書いてますけど、今回ほぼまとめることないですよね()。今回は本当は「制帽について」とかやろうとしたんですが、MGSPWの無線集動画を見ていたら偶然忘れていた使えそうな題材を見つけてしまいまして…本当はこれ、去年の12月とかにやればよかったんでしょうが、思い出したのが2月でして…季節外れで申し訳ない。ですが、季節外れだからこそ面白い記事を書けたと自分では思っています。特にサンタなんて、この歴史小ネタ帳ではほとんど扱わないでしょうし。今までミリタリーな方向に内容が偏っていましたが、別にこのページではそういう内容しか扱わないわけではありません。単に筆者に中世や古代の教養がないだけです。なのでリクエストがあれば全然その話題についての記事も書きますので、「この話書いてくれ!」というリクエストがあればできるかぎりお答えします。先月もこんな話したな。

ちなみに先月の記事の最後に付けた謎の言葉、「Laugh and grow fat」は、「笑う門には福来たる」に相当する英語の慣用句です。

筆者みたいなMGSファンの方々にはおそらくMGS2のファットマンの言葉で浸透していると思います。あの言葉を持ってきた意味は…特にありません。ただ、今回の最初が英語で話されるのをなんとなく伏線張っといた感じです。誰もわかりませんね()。

あ、あとこれはお詫びですが、先月の記事「説明書について」の中で、本来表示されるはずの写真が表示されないというミスが発見されましたため、この場でお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした、これからはよりよいページづくりのために、ページ完成後の検閲などを更に強化し、ミスを事前に防ぐよう対策してまいります。



あとがき

今回前回と、画像を多用して記事を書いているのですが、皆さんから見てどうでしょうか?筆者としては、とある読者の方から「文字ばっかで分かりづらい」という意見をいただき、文字で説明するスタイルから画像を添付するスタイルに変更したのですが、個人的には少しは見やすくなったんじゃないかと思います。先月の記事で書いた通り、人は文字ばっかりだと読む気が失せますからね。


あ、あとこんなHPにもしいらっしゃったらですが、儀式の人ことBIG_SARU様、勝手にお名前とプレイスタイルをネタにしてしまい、申し訳ありませんでした。氏の動画はいつも拝見させて頂いております。


そういえばこれは小ネタ帳とは全く関係ないんですが、先日、我々歴史研究同好会のホームページ上に「2021年度開橋祭特設ページ」が開設されました。2020年度の文化祭はこのコロナウイルス流行下ということで中止となってしまいましたが、今年度は今の所学校側から特になんの通達も来ておりませんので、今の所は開催の見通しであると考えております。筆者はそのページで何をどう更新するのかは特に聞かされておりませんが、おそらく部活のブース展示内容や実施企画の軽い説明などを投稿してゆくものかと思われます。現在は知りたい情報が盛りだくさんとかわけわからんこと書いてますが何も記載されていません。現在はまだ何も投稿されておりませんが、おそらく秋頃に活動を開始するでしょう(筆者個人の意見です)。ちなみに今年度も毎年恒例、射的のコーナーとプラモデル等の作品は開設されると思いますので、どうぞお楽しみに。筆者もありったけの銃器を携えて全力で解説します。ちなみにハンドガンメインです。今年度はおそらく2019年度のように「軍服を着る」などの派手なパフォーマンスはできないと思われますが、それでも皆さんにお楽しみいただけるよう精一杯頑張って参りますので、温かい目で見守っていただけると幸いです。筆者も早く新作を上げなければ。ちなみに本校ではお客様のご来校の際は、学校の校舎やその他備品破損、お客様同士のトラブル(ヒールで足を踏まれた、など)を避けるため、なるべくハイヒールなどでのご来校はご遠慮頂いております。また、当日は多くの人手が予想されるため、貴重品は常に持ち歩き、前方やお足元に注意を払ってイベントをお楽しみください。


まぁそんな宣伝は置いといて、今回の記事はいかがでしたでしょうか?個人的にはただNORAD公式にお邪魔しただけ感が強いと思っていますが、楽しんでいただけたなら幸いです。というわけで、来月のコーナーも楽しみにしてる人いないだろうけどお楽しみに。

以上、広報担当官の溝口でした!



*最初の文の簡単な和訳を載せておきます。訳はすべて筆者訳なので多少の意訳が含まれます。


Hello…I Got something that might interest ya. Do you want to see it?

(やぁ…いいものがあるんだ。見たいかぃ?)

Yes? He,he,he,thank you.

(見たい?ヒッヒッヒ…ありがとよ。)

Ahh…this Commentary is very interesthing.But…I think that is too dificult to you…

(あー…俺が思うに、この記事はかなり面白いと思う。ただ…あんたにゃちょっと難しすぎるんじゃないかな…)

Do you still see it?…OK,stranger.I’ll show it.He,he,he…

(それでも見たいかい?…OK、お客さん。今見せてやるよ…ヒッヒッヒ…)

Welcome!

(*ウェルカム!)

*Welcome!はバイオハザード4の武器商人の代名詞とも言えるセリフのためあえて和訳しません。