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最近テレビ番組を見ることにハマっている。中でも、テレビドラマ「相棒」はなかなか面白い。展開が読めない内容に、主人公の明晰な推理、どれを取っても脚本家は天才だと思う。ところで、「相棒」で思い出したが、日本の警察官は大変である。道案内や、街の治安維持、雑務、来賓が来たら、他県だろうと応援に連れて行かれる。この間、トランプ大統領が日本に来た際には2万人近くが駆り出されたそうだ。正直こんなにいらない気もするが、トランプ大統領訪日に続き今週は渋谷ハロウィンがあるから、警察官の皆さんには頭が下がる。ハロウィン警備に駆り出される警官の心境は痛いほど予想できる。正直、仮装してはしゃぎまくるよりも、日本の伝統に則って風呂にゆずでも浮かべてる方が、まだマシだと思うが、日本の若者はなぜかハロウィンに熱狂的になる。なぜだろうか。今回は、ハロウィンの歴史から、ハロウィンについて考えていきたいと思う。
ハロウィンの発祥は、2000年以上も前。現在のアイルランドなどに住んでいた古代ケルト人の祭礼「サウィン」が起源だといわれている。サウィンは「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う宗教的な行事として、古代ケルト人の暮らしに根づいていた。
ケルトの文化圏で行われていたハロウィンがアメリカに伝わったのは1840年代のこと。この時期に多くのケルト系の人々が移民としてアメリカに渡ったことで、ハロウィンの風習がアメリカに持ち込まれた。そこでアメリカのパーティー文化とも融合し、ハロウィンは仮装やデコレーションなどを行う楽しいイベントへと変貌していった。日本にハロウィンが入ってきたのは1970年代。その後、1983年には原宿で大規模なハロウィンの仮装パレードが開催され、1997年からは有名テーマパークでハロウィンイベントがスタートし、一気に季節イベントとしての知名度が上昇。ハロウィンを身近なものとして楽しむ人が増えていったらしい。
ハロウィンではかぼちゃを使うが、これはアイルランドの伝説に関係がある。
とある悪人が、生前の行いの悪さから天国にも地獄にも行けなくなり、仕方なく悪魔からもらった火種をカブで作ったランタンに灯し、未来永劫、暗闇をさまよい続けることになってしまう。
異世界や悪魔が登場するハロウィンらしい物語で、これがジャック・オー・ランタンの起源となった。
元々アイルランドではカブでランタンを作っていたそうだが、アメリカに渡ったケルト系の移民にとってはカブよりもかぼちゃの方が手に入りやすかったことから、ランタンの材料としてかぼちゃを使うようになったのだとか。やがてそれがスタンダードとなって今の「ハロウィンといえばかぼちゃ」のイメージが確立した。
ハロウィンと日本の歴史について学べた。非常に勉強になったが、私はやはりハロウィンを楽しむことは一生なさそうだ。
執筆:jhh