ボンゴのおもちゃ 修理
Bongo toy repair.
1. ボンゴのおもちゃ 修理
フィッシャープライス ゴー・ベビー・ゴー! おいかけて!ボンゴボンゴというおもちゃが光るが音がでないという依頼です。 マテル社の赤ちゃん用のおもちゃで、ワンタッチでボンゴからドラム、ドラムからボンゴに形状を変えられるようです。
幼児用として作られているおもちゃなので、さすがアメリカメーカです。同じ中国製でも日本メーカの中国製よりかなりしっかり作られています。
2.分解
音がでないということなので、2組に分かれているボンゴを、おもちゃの下部が青色の方のスピーカがあり分解して、スピーカの確認をしますが、問題ありません。
今度は、反対の緑色の方を分解すると三角形の基板がありました。(2006年製のようでかなり古いおもちゃです。)
他のドクターも当初の見立てとして、ICが悪そうだということで、音の発生をどうするかと思っていましたが、スピーカの配線を調べると導通がありません。LEDの光も規則もって光っています。どうもCOB(ICチップ)は、問題なさそうです。やはり故障の原因は、思い込みではなく順序だてて調べる必要があります。
3.原因
随分、前からと使ってなくて、最近、使ってみたら音がでなくなったということでした。
電源スイッチの接触を調べたら、接点がかなり汚れており、早速、清掃し、接点復活剤をつけて見ました。
おもちゃは、問題なく音量調整含めて音出しができるようになりました。
どうも、長く使っていなかったため、接点が酸化し接触不良になったようです。
古いステレオアンプの音がでないというリレー接点の接触不良と同じあれです。
4.その他
このおもちゃは、横向けにすると音とLEDが光りながらコロコロ転がります。
ボンゴとして、てっぺんをたたくと音楽が流れてLEDが光り、横向きのときは転がして、赤ちゃんのはいはいを誘う2ウェイのおもちゃのようです。