フィギュアの修理
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ドラムを叩くペンギン 修理
ドラムを叩くペンギン 修理
Penguin Plush Repair.
1.ドラム ペンギンのぬいぐるみ 修理
ドラムを叩きながら、ピーピー鳴くペンギンのぬいぐるみのおもちゃです。お渡し後、モータは回るものの動かなくなったと再入院したものです。
かなり古いおもちゃのようで、よだれかけもかなり汚れていました。
2.分解
ぬいぐるみを外すとプラスチックボディのカバーの中にブリキBOXに歯車を使ったメカニズムが入っており、音出しは三角型のふいごを使っています。電池は単2を2個使っており、今ではめずらしい日本製です。
3.故障原因
3.故障原因
前に修理したドクターは、どうも音の出るふいごを修理したのみで、ギヤトレインのチェックはしなかったようです。長めの歯車が割れていました。
このギヤBOXは、ネジ止めはなくブリキをカシメているだけなので分解するのは何回もできそうにありません。
モータ回りの歯車を外し割れた箇所の歯車をシャフトから外し、歯車の両端を0.28mmの針金でカシメて補強することとしました。おもちゃの歯車はほとんど代用がなく、割れたものはこのような修理方法となります。
4.動作確認
4.動作確認
ぬいぐるみを被せる前に動作確認を行います。
プラスチックのボディカバーのシャフト止めはネジではなく止め板なので、一度取り外すと再利用ができません。ワッシャを虫ゴムのチューブでシャフトに被せて、さらにボディカバーの上からテープに貼付けシャフトが外れないないように処置しました。
あいまいな修理でお客さんにご迷惑をかけてしまいました。修理ドクターにお任せでチェックの点でも反省すべきおもちゃでした。お詫びを含めて、よだれかけを、かみさんに手伝ってもらいレースでくつろってもらいました。