ワニの口を開けて好きな歯を押すとランダムに噛まれるという電池も不要で黒ひげ危機一髪的なロシアンルーレット・ゲーム機ですが、ワニの口を開けたときにランダムにならなくなったという依頼です。

　分解となると噛みあわせを外すにはコツが要りそうです。

　中央の歯の落とし穴の位置決めをするルーレットを回転さえる引っ掛け部分がなくなっていました。

　当おもちゃ病院の長老のMドクターは、その柔軟なアイディアにいつも感心させられます。修理部品はいつも手短なもので加工されます。

　今回は耳かき用のケースのプラスティックのちょっとした角のある端を利用して、針金でしばり、しかもヒシチューブで補強され修理されていました。

これで、ちゃんとうまく動作します。ご立派です。