充電池式電源 強力版
Create powerful version of battery power supply.
1.充電池電源の強力版の作成
従来の充電池電源方式は、3.7V充電池を昇圧・降圧して必要な電源を取り出せるものでしたが、3.7Vの昇圧では、出力電流が最大でも0.4A程度しか取り出せなく、9V電源のモータを使うおもちゃにとっては、必ずしも十分な電力とはいえませんでした。
今回はその強力版を試作しました。DC-DCコンバータは、24V2Aから35V4A仕様に変更し、3.7V充電池ブーストを、USB 5V出力電源からブーストさせる仕組みとしました。
有効出力は、1.25Vから13.5Vの1A仕様とし、外部電圧の測定と、電流測定の機能を追加しました。
2.使用する部品
使用部品は、中国製の18650モバイル用USB充電池ケースを利用し、電圧電流計、X6009DC-DC昇圧・降圧コンバータ、プラグ、スイッチ類です。
出力系統には、1AのPCTヒューズを付けます。おそらく2から3A程度までは流せられますが、1Aを出力制限とさせます。
電圧調整用にスイッチ付10KΩのボリュームを最小1.25Vから13.6V(約3KΩの固定抵抗をストッパに使う)連続可変。
6Pスイッチで電源出力と外部測定用の切り替えに使用。
3.組み立て
18650電池は4本入りでしたが、部品の収容から2本(2600mA☓2)の容量としました。
電圧・電流計は、サイズからケースを外してコンパクトにします。
回路図 別途
4.性能確認
電圧・電流計の測定値の補正や、指定電圧での電流測定等を行います。
また、現状、100KΩのボリュームを暫定的に使用しているため、電圧調整が過敏になるため思うように測定ができません。10KΩ部品を取り寄せるまで暫定的な測定です。
7Ωの純抵抗を接続して最大5V、最大0.7Aまで流せることができました。
計算上では7ΩX0.7Aで4.9Vになりますが、
外部電源の電圧と電流測定も可能ですが、電流測定は、押し釦スイッチによる瞬間測定で30mA以上の電流が測定できるはずです。
電圧、電流計を内蔵しているのでテスターいらずでおもちゃの修理時に、外部電源として重宝しています。