赤外線リモコン ヘリコプター 修理
Repair of IR remote control helicopter.
1.赤外線リモコン ヘリコプターの修理
赤外線リモコンを利用した4枚羽根のヘリコプターが動かなくなったという依頼です。
この種のトラブルが多いのがモータ軸のギヤ割れとバッテリーの容量抜けです。
送信機の充電アダプターをヘリコプターに接続しても充電ランプが付きません。また、本体のバッテリー端子間に電圧はありません。どうもバッテリー不良のようです。
少々費用と調達時間がかかりますが、バッテリーなしではタダの置物になりますので、交換することで早速、AliExpressに発注です。
2.バッテリー動作確認
ヘリコプター本体からバッテリーを外して電圧を測ったら0Vです。通常のリチウム充電池ではバッテリー過放電保護回路がありますがこの電池はありません。やっては行けない危ないことですが試しに3V程度、微弱電流を設定し充電を試みてみましたが、0.6V程度に上昇しますが、充電をやめるとすぐ落ちます。完璧に放電されているようです。
(過放電保護回路付の場合、バッテリーが完全になくなっていないので回復するケースがある。)
手持ちのポリリチウム充電池で動作確認したところヘリコプターは問題なく動作します。ちなみに動作電流は、最大スロットルで400mAを超えます。通常の電源オンでロータが回転していると約220mA程度流れています。
3.バッテリー交換
使われていたポリリチウム充電池の容量は、100mAHでした。これでは、飛ぶときに400mA以上も必要なため容量が小さく飛行時間が不足して思うように遊べません。
形状が同様な180mAHのポリリチウム充電池が約1ケ月後に届きましたので取付ました。これでいままでの倍ぐらいの飛行時間になるでしょう。
また、過放電保護回路付のバッテリーで少しは安全です。
ヘリコプターの発着確認に将棋駒箱にゴムを引っ掛けて動作確認です。交換後は快調に動作します。
4.赤外線リモコンの制御信号について
動作確認のついでに、赤外線リモコンの制御信号についてArduino解析プログラムで調査しました。
送信機のコマンドをいくつか試してみましたが、この赤外線リモコンでは、上ひげのみで制御をしているようです。解析には時間がかかりそうです。
今回はリモコン制御の不具合ではないため、信号情報の収集のでみです。