トヨタ ランドクルーズ200 DIRTMAX 修理

  Toyota Land Cruise 200 DIRTMAX Repair.

1.トヨタ ランドクルーズ200 DIRTMAX 修理 

 27MHzのラジコン トヨタ ランドクルーズ200 DIRTMAXのバックが動作しなくなったという依頼です。お子さんの話では、煙がでて止まったとのことです。

2.故障原因

 分解すると基盤回路的には、前進側のモータードライブMos-FET(A2sHB)が焼損していました。これは、LEDライトの配線のため、バック側回路を前照灯にしているようです。

 A2sHBは、定格2Aもあれば問題なさそうですが、中国製の半導体は、品質チェックが無いのか、定格も満たさない品質のようです。中国製は、一定数の品質チェックを行いその半導体は、発注業者に納入し、それ以外は安価に市場に供給するようです。そのため、おもちゃのような業者には、品質不明な半導体がバラまらかれているようです。

 A2SHBをA09T(Nch-Mos-FET Ao3400)に代用し修理しました。

3.モータドライブ回路

 このラジコンは、H型モータドライブ回路としては、最小限の構成になっており、面白い仕組みであることが、分かりました。普通は、Hドライブには、トランジスタ式、Mos-FET式等がありますが、これは、トランジスタとMos-FETのハイブリッドになっており、それで部品の構成半導体が2つ程減らすことができています。


4.組み立て動作試験

 このラジコンは、防水機能はないようです。電池はむき出し、基盤も防水加工もありません。アスファルト、コンクリート向きと説明されていますが、戸外では、防水性が必要です。これは室内向きのSUVラジコンと思われます。

 組み立て動作確認して完了です。