LCRメータ 日本語化 その6

LCR meter Japanese localization.

1.LCRメータのメニューの日本語化(カタカナ)

LCRメータのメニュー表示の日本語化(カタカナ)です。

この16X2桁の液晶は、ビットフォントを作成して外字フォントを検討しましたが、フォントテーブルの先頭5個以上の登録は、ファーム原作者も当方もわからず上手くできませんでした。

しかし、この液晶は、どうも日本製(HD44780)が世界標準になっているようで、あらかじめ日本語(カタカナ)のフォントが組込み済みです。そのため、シンプルなファーム変更で日本語化(カタカナ)が可能になりました。

また、バージョンアップのついでに、コンデンサーの単位「nF」表示を「μF」表示に変更し、使い慣れたものにしました。

2.主なメニューの紹介

日本語であれば、意味がわかるというものです。

メニュー内の電源OFF、立ち上げ時の表示、エラー時の表示を以下のように変更しました。

(追補)

BAT(リチウム)仕様の場合 いつ充電するのか不明との話があり、表示方法を少し改善しました。

3.6V以下では 「OK」が「フソク」になり、3.3V以下では「ナシ」表示となり動作しなくなります。

それ以下は液晶が不点灯です。

3.操作上での使用PINの例

メニュー上でどのPIN端子で測定するのか忘れがちなので、操作に必要なPINも追加しました。

周波数ジェネレータとPWM発生は、1Pinと2Pinが使われその表示例(1:2)です。

その他

   FRQ カウンター ex1: 外部端子1

DC Volt ソクテイ ex2: 外部端子2


Ver.1.12kr690

3.7Vリチウム充電池用

外部アダプター用



4.その他の表示例

キャリブレーションとかロータリエンコーダ等はほとんど使わないため、メニューを見逃しそうですが、日本語表示でなんとなくわかりやすくなりました。

操作のための表示は、一種の記号的なもので覚えることになりますが、あえて直感的にわかる表示もいいものだと思いました。

なお、MakeファイルにLANGーJAPANESEを追加しました。英語、ローマ字表記、日本語表記(カタカナ)のBAT(リチウム)仕様、NOBATの6種類が可能になりました。機能はほぼ、Ver664と同じです。

これでバージョンアップ時でも、他機種(16X4桁液晶)でも簡単に応用が出来、ATmega644(2560用)を使えば水晶発振の測定もできそうです。

 このキットは、ほんとに奥が深いです。