鉛筆デッサン:『ナット』を描く
ナットの模造品 人数分あり→貸し出し
*画用紙タテ
鉛筆デッサン:『ナット』を描く
ナットの模造品 人数分あり→貸し出し
*画用紙タテ
六角形は、物理的に理にかなっていて、生物学、科学において多くのデータを見ることができる。頑丈で美しい形として、タイル、ボルト、ナット、ハニカム構造など工学的応用も実に多い。円形の泡がくっつきあってひしめくと六角形になる。蜂の巣もそれと同じ。正多角形のうち、同一の形の繰り返しで隙間なく敷き詰められるのは正三角形と正方形と正六角形だけである。
今回のモチーフは六角ナット。
*写真に撮るとどうしてもパースが付いてしまう、上より下の方がしぼむように写る、だがそう見えるのは本来当然なのでしかたがないのだが、それをあえて垂直と見なして補正する。
ナットの形状の、タテの稜線はすべて垂直としてとらえる。
ナットの構造を考える。
六角ナットのシルエット、
真上から見れば六角形。
中心の穴は上下の角を結ぶ線を少し超える。
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▲六角形の余白の直角三角形は30°60°90°の三角定規と相似形
つまり正面からみたときの幅の比率はシンプル▼
▲真上から見ると60°の角は、パースがかかって若干つぶれて見えるのでもはや60°ではない(x≒55°)
上辺のカーブは正方形からわずかに下がったところに在る▼
かたちの狂いを検証するのにパースペクティブの観点も忘れてはいけない
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立面の上部の弧(カーブ)、横の面に回り込んだ弧を描くがとてもむずかしい。
弧の頂点は中央に位置する。
立面の対角線を描く:交点から直上すると弧の頂点に達する。
いよいよ上面の楕円を描くとき 適切な間隔を設定しなければならない。カーブ、三角っぽい地帯のゆがみ、遠近感、これが非常にむずかしい。
↑2024学生作品、これが一番マシな作品だった。