鉛筆デッサン:円柱
配付資料を模写
*画用紙タテ
鉛筆デッサン:円柱
配付資料を模写
*画用紙タテ
配付資料の円柱デッサンを模写。真似して描く。
要点と補足をここでは記します。
①天地左右の余白、バランス
立方体のときと同様、大枠:シルエットで見る。最初から部品で分けない、後で比率分割する。
②楕円
円柱を真上から見ると「円」。斜め上から見下ろして「楕円」に見える。単純な楕円と、円→楕円とでは作図の仕方が違う。→P28を読む
要するに、
1)円が楕円に見える場合は正方形で囲んで、その正方形を台形にして内接楕円を製図する。
2)そうすると円の左右の端より楕円の左右の端は少し手前になる、ということ。
だが、ここでは単純な楕円の製図でもよい。正方形のタテを縮めて長方形とし、内接楕円を描く。
円柱では2つの楕円を描くことになる>>楕円の丸みが上と下では違う。
そして大切なのは、端がとがらないようにする、ということ。コレとても重要!
③タッチ
アウトラインの決定で、消しゴムなどでなるべく線を細く薄く整える。輪郭線も稜線も最後には消えることに備えてのこと。鉛筆の削り具合はよいか、鉛筆の持ち方、腕、関節の使い方を意識して、すーっと、シャッシャッと、良い線、心地よいタッチを重ねるように工夫する。陰と影の描き込み。こすってぼかさないように。HB、3B、シャープペンシルを使い分けて、密度の違いを使い分けて、線でぼかす。
タッチの付け方としては下図を参考にする。鉛筆を立てて、カリカリとドライなタッチの集積。画面をこすってぼかさないこと。
④陰影
暗いところから始める。タテ割りの面でとらえる。実際に↓こう割らなくてもよい、考え方の話。
円柱の主要な動き、方向はタテ(直線)とヨコ(曲線)だが、どちらかというとタテの成分が重要。陰影の境目と関係するから。だからタテ方向のタッチを優先すること。しばらくはタテのみで進める。
↑タテのタッチは側面の方が細かい。
少なくとも3時間は費やすこと。アウトラインは消える。正面真ん中は近い。側面は遠い。近いところは強いタッチを過密にならないように重ねる。
遠い側面、際のところは、シャープペンシルで淡く緻密なタッチで描く。背景は白いままでよい。床面の影はちゃんと描く。直線タッチの集積。
▼2022年の最優秀作品