正方形の色面構成
1.
【制作のコツ】
2.
【デザインの姿勢】
3.
【転写の方法】
4.
【デザインの要点】
5.
【定規とカッターの使い方】
まずはザックリ説明
テーマに合うデザインを考え
正方形の折り紙を切り貼りして制作
色面構成としての課題
4色以上使う
....
画面の下地となる色、と他の3色
▼
図案を考える
▼
色のキャスティングを考える
▼
他の色を切って重ねて貼る
▼
↓うっすら四つ角の線
厚紙の枠線内に「作品」を貼る
▼
”テーマ”
右端揃えで記入
▼
↑
大学生は番号と氏名を記す
以上、ザックリと制作の流れでした
上記のような直線的デザインでは
定規とカッターでまっすぐに紙を切る
ハサミ禁止❌
↓↓ページ末参照[5]
1.【制作のコツ】
*
1色=1枚の折り紙に
他の色を切って
重ねて貼る
↓
切り抜く折り紙の
端とか角を利用すると
貼り重ねるときに合わせやすい
実際の生徒作品2022
※切り取った残りは次回のために保管しておく
それぞれのパーツが折り紙の角や端っこの直線部分を利用して切り出しているので、ベースに重ねて貼る際に 合わせやすい
以上【制作のコツ】でした
2.【デザインの姿勢】
*
目指すべきは
シンプルでかっこいい作品
そのためには
試行錯誤と入念な下準備が必要
まずは言葉で考えて
どんどん書き留める
....
”テーマ”
に対し
自分自身が
どういう印象をもつか
よく考える
対義語のマークシート式
▼
+
その言葉”テーマ”を
世間ではどう捉えられているだろうか
若い人はなにを思うか
年配の人はどうとらえるか
男性になじみはあるか
女性はそれを好きか
....
言葉 ”テーマ”
↓
言葉から広がる
ぼんやりとした
「印象(イメージ)」
↓
その向こうにある
「作品(ビジュアル)」
「テーマ」と「ビジュアル」の間を
つなぐのは「イメージ」なのである
テーマ(言葉)---イメージ(印象)---ビジュアル(作品)
予備知識のない状態で作品だけを見た人がどういう感想を述べるか。作品のテーマをピタリと当てられなくてもなんとなく近い言葉や印象だとすれば、その作品(デザイン)は秀逸である。
言葉で展開したあとは
ラフスケッチ
....
マークシートとメモ。
言葉を出し切って理解を深めたい。
図案を4つ描く
1つ選ぶ
原寸大下絵を描く
▼
ギリギリまで言葉を紡いぐ姿勢は大切。
以上【デザインの姿勢】でした
3.【転写の方法】
*
原寸大の図案を描いたら...
①イマドキなトレース方法
②昔からやってる転写方法
①イマドキな方法
色紙の下に
図案を重ねて
下からスマホ照射
透けて見える線を
トレーシング
無料アプリ「フラッシュライト」
▼
全画面が白く光る
②昔からやってる方法
図案のウラを鉛筆で塗って...
(線が透けて見えるところだけ)
▼
▼
図案をオモテに向けて
その下に色紙を重ねて
必要な線をなぞる
線が写る
▼
4.【デザインの要点】
a)枠からはみ出る構成
b)画面を分割する構成
具体的なカタチは厳禁
物語、暗喩、社会批判など
意味性を一切排除する
いわゆる【抽象デザイン】
....
「このマルい部分は太陽」とか
そういう見立てはいらない
*あくまで このカリキュラムにおけるデザインの条件です
デザインの一般的セオリーではありません
パーツの大きさを変えて
はみ出すようにした
▼
↑
動きが出て少しよくなった
デザインの要点
a)枠からはみ出る構成
これは達成できている
❌でもやっぱりまだダメ❌
*不透明な重なりをこの授業では禁じます。
形が重なるなら分割される設定です。
デザインの要点のもうひとつは
b)画面を分割する構成...コレはどういうことか?
こういうこと
▼
形と形が重なるならば→分割→エリアは増える
それで
エリア別に従って色を変えてみる
▼
こうすることで
b)画面を分割する構成
を達成できた
【重なって色が変わる透明感】
....
実はコレたった4色なのです
▼
2の色(3ヶ所切り分ける)
▼
*折り紙の 角を利用→貼り合わせが正確
3の色(3ヶ所)
このとき2の色と3の色は少しも重ならない
▼
4の色
▼
もうおわかりですね
色:2、3、4どうしは少しも重ならない
11のエリア
4色
↑コレくらいの数字設定でじゅうぶん
多すぎない、やりすぎない
さらには 画面全体が2層構造で
3枚も4枚も重ねないからスッキリ
貼るときのズレで隙間が発生しない
コレとても大切!
.............................
基底となる画面からはみ出して貼った場合
定規とカッターで丁寧に切り取る
▼
切り離すほうの面積はわずかだから
定規の抑えが効かない
天地を逆さまにして
🔃
大きい面積の方に定規を当てて
しっかり抑えて固定する
そうすれば切るときにズレない
テーマと記号番号をお忘れなく
*大文字英字で
(大学生は番号と氏名を記す)
▼
制作の手順はほかにもある
よりよい方法を自分なりに考えてみよう
5.【定規とカッターの使い方】
*
切れ味が悪いならすぐ折る
LINK>刃を折る 動画(無音)
①定規の垂直面側を使う
▼
②力をいれずに3回カッター
いっぺんに切ろうとせず3回、
線を引くように切る
ヨコはダメ❌ずれる
かならずタテ線で切る⭕️
③定規をしっかり押さえる
中指で定規のズレを抑える
人差し指を定規の外に出さない
ケガしないように
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④カッターの刃は2ピッチ出す
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⑤カッターマットを下に敷くこと
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完成作品を展示した様子