『最近、仰向けになると胸の重さで、なんだか息苦しいの』
加奈の大きな手からさえも溢れそうな、壮大なボリュームの膨らみはピタリと合わさり、深い峡谷を作っている。
そして何より、その豊かな膨らみは、237センチの素晴らしい長身の女性の胸元に湛えられているのだ。
柔らかな谷間に吸い込まれ、すっかり埋もれてしまう。えもいわれぬ快感に一瞬で果ててしまいそうになるのを死ぬ気でこらえる。
しかし、その努力も空しく、加奈の圧倒的な肉体の前にあっさりと打ち果ててしまう。
しかし、加奈の胸の柔らかい刺激しか受けていない一物は、ジンジンと熱を持ちまだまだ臨戦態勢だ。
普通の体型の女性とだったら、顔があるはずの場所は加奈の場合、豊かな胸になってしまう。逆に後背位だと、広大に広がる背中しか見えなくなってしまう。正常位でも、後背位でも、普通の女性とではあり得るはずのない光景を見ることになるのだ。
今、8フィートにもなろうとしている女性を征服しているいう愉悦に浸る。
何度目かわからないのに、決して慣れることのない激しいパーツの違和感。顔の小ささと、身体の巨大さ手脚の長さ。
子供のような幼さの残る顔立ちと、規格はずれの壮大なバストサイズ。
どう見積もっても日本でも一番の長身に違いない女性との交わり。
加奈に逢うまでは、画像や、動画で満足するしかなかった、背の高い大きな女性に対する気持ち。
それがどれほど大きかったのか、加奈に向き合うたびに怖いくらいに意識させられる。
一人の人間として好きな加奈という異性。それを壊しても性欲を満たしたくなるほどに暴力的な気持ちを
日々必死に押し殺しているのだ。常に抱き合い、触れ合っていたい、そんな異常な欲望を見透かされるのではないかという不安。
ただ、そんな気持ちをすべて見透かされたうえで、子供を見るような眼差しで僕を見下ろしている加奈の慈愛に満ちた視線にも
見えるのだ。
比較対照がないのに大きさを感じることができるのは直接見、触ることが出来るものだけの特権だ。そして、
ただそこに存在するだけで、言いようのない存在感を振りまき、興奮が抑えることが出来ない。洋服を着ていても、
何をしていても、ただその大きさだけで性的興奮を覚えてしまう、長身女性への激しい嗜好をもつものの罪深さ。
エッチをすれば、性的に意識しすぎる僕の言動が穏やかになると加奈は思っているようだが、しかし、加奈の考えは甘いのだ。
逆に加奈に対する性的な意識は火に油を注ぐように、さらに激しく、高まり続け、止まることなどありはしなかったのだ。
胸で1回、普通に1回。辛うじて自分を納得させる。
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「あのね、嫌がらないで聞いてほしいんだけど…」
ことが終わった後のいわゆる『賢者タイム』に加奈が申し訳なさそうに呟く。
今までの経験で、この時間に話してくる内容は結構重たい事柄だ。ただ、加奈の場合、男性に対しての不安が先に立って
自分にとってはそれほど深刻な話でないことが多いのだが。
「あの…、あのね、お母さんがね、まだ紹介してくれないのかって、お父さんも心配しているのよ、って言ってきて…」
「…要は『結婚を前提にお付き合いしています』っていうのいつ来るのってうるさいの」
「気にすると思って言わなかったんだけど…」
「?」
「背伸びてるよね」
「…」
「ごめん」
「図書館の仕事を始めてから、背伸びをしたり走ったりスポーツをしてるのと同じ状況になってるから、骨の成長線が活発に
なってるんだろうって、お医者さんが言ってた」
「僕はうれしくないよ」
「…いいの。わかってるから。大きさで嫌われない、逆に喜んでもらえるって本当に分かったから、あなたに対してだけは
本当のことを言うし、本当の気持ちを言ってほしいよ」
「ありがとう」
「2m37cmってずっと言ってたけど、もう、2m42cmは超えてる。しかも、伸びかたが今までより激しくなってるの」
「…」
「シャツとかの着丈とか、袖が小さくなって動くと引っ張られるようになっちゃって…
また誂え直さなきゃいけないの…」
悲しそうな加奈の表情を前に、神妙な顔を作るが、別の生き物である下半身はあっと言う間に反応し、激しい成長を止めようとしない。
「いいの、私はヤだけど、あなたがうれしいのは分かってるからまだ耐えられるの。このことだけは隠さなくても分かってるから、
正直にしていいよ」
「うん」
「この身長で足腰に不調がでていないのは本当に奇跡的なんだって」
「成長ホルモンがこんなに出ているのに、こんなに女らしい身体なのも説明が付かないって」
「また『目撃情報』がアップされてきてるし…」
「またストーカーにつきまとわれたらどうしよう」
「今度は僕と一緒に通おう」
「うん、それが一番の撃退法だね」
つづく