投稿日: Mar 28, 2014 6:58:59 AM
Chung, S., & Han, I. 2013 Factorsinfluencing information distortion in online deliberations: The effects ofinformational characteristics and regulatory focus. Computers in Human Behavior, 29, 2188-2196.doi:10.1016/j.chb.2013.04.036
(Abstract)
本研究では,オンライン上の評議が参加者の情報処理スタイルと評議トピックの特徴によってどのように異なってくるのかについて,制御焦点理論を用いて明らかにした。個人の制御焦点(促進vs予防)の効果と,情報の特徴(快楽的vs実利的)と,情報に対する態度変化の関係を調べるため,実験を行った。207名の学生を対象に実験を行った結果,促進焦点の参加者はオンライン評議中に予防焦点の参加者よりも情報に対する態度を変化させていた。加えて,快楽的な情報が提示された際,予防焦点の参加者に比べて促進焦点の参加者はより情報に対する態度を変化させていた。一方,実利的な情報を提示された場合には,予防焦点の人の方が態度変化は大きかった。本研究の結果より,オンライン評議中の情報の特徴と個人の制御焦点の影響を明らかにすることができた。