発達心理学会にて,RT企画・話題提供しました
投稿日: Apr 03, 2013 3:41:0 AM
第24回日本発達心理学会@明治学院大学にて,ラウンドテーブルの企画,話題提供を行いました。
タイトルおよび概要は以下の通りです。
タイトル:「中年期から老年期に渡るGenerativityの発達」
企画内容:
Generativityとは、Eriksonが提唱した発達理論における中年期にあたる第Ⅶ段階の発達課題であり、当初「次世代を導き、確立することへの関心」と定義された。その後、Generativityが必ずしも中年期に限定的に発達するのではなく、老年期においても発達することが示されてきた。しかしながら、中年期には子育てや仕事を通じてGenerativityが発達すると考えられる一方、老年期においてGenerativityが発達するプロセスについてはほとんど明らかではない。本企画では、中年期から老年期に渡るGenerativityの発達に関する知見を概観し、老年期にGenerativityが発達する意味について参加者の方々と討論することを目的とする。
企画・司会 中川 威(大阪大学)
企画・話題提供 小澤義男(青山学院大学)
企画・話題提供 田渕 恵(関西学院大学)
話題提供 深瀬裕子(広島大学)
指定討論 岡本祐子(広島大学)
遠藤利彦(東京大学)
※敬称略
当日は指定討論の先生方,およびフロアのみなさまから多数ご意見いただきました。
中年期の発達課題であるGenerativityを,なぜ今高齢期で議論する必要があるのか,高齢期で発達する意味はどこにあるのか,今後も探っていきたいと思います。