CAPSシンポジウム「地域で世代をつなぐ仕組み」のお知らせ

投稿日: Jun 24, 2014 3:3:36 PM

【主催】関西学院大学応用心理科学研究センター

【協賛】

日本発達心理学会

日本老年社会科学会

日本老年行動科学会

西宮市シルバー人材センター

このたび応用心理科学研究センターにて、下記のとおりシンポジウムを開催することになりました!

「地域で世代をつなぐ仕組み~高齢者が異世代と共に参画できる社会を目指して」

日時:2014年6月28日(土)14:30-17:00

会場:関西学院大学上ケ原キャンパス F号館102教室

http://kg-caps.com/information/2014/04/23/symposium2/

【概要】本シンポジウムでは,地域在住の高齢者が,異なる世代との関わりの中で生きがいを持って暮らすことのできる仕組みについて,学術的知見と現場からの双方向の視点を交えて議論する。

わが国の高齢者人口の増加に伴う社会問題の一つに,高齢者の社会的孤立がある。かつて高齢者の社会的支援を供給していた血縁や地縁の弱体化,地域コミュニティの崩壊により,高齢夫婦のみの世帯,高齢単身世帯の社会的孤立に陥るリスクが深刻化している。地域で暮らす高齢者の社会的孤立を予防し,高齢者が異世代との関わりの中で安心して生活できる地域社会を創りだすことは,多くの自治体が早急に取り組むべき課題である。また若い世代にとっても,多世代との関わり,特に高齢世代との交流の機会は過去の蓄積された知識や知恵の享受の場であり,社会性,共感性の発達のために重要であるとされてきた。しかし,昨今の世代間断絶の傾向により,異なる世代同士のコミュニケーションの場が著しく減少している。異世代が共に支え合う多世代共生型コミュニティを実現するため,かつて地域の中に自然に根付いていた異世代交流の場を作りだし,世代を「つなぐ」ための積極的な仕掛け作りが必要となる。

本シンポジウムでは,高齢者が地域社会の中で異世代と共に社会に参画するために必要な仕組みについて,高齢者心理学の最新の知見と現場での実際の取り組みを報告し,高齢化社会の問題に携わる多くの方々と情報を共有し共に考える。

【登壇者(敬称略・登壇予定順)】

小森昌彦(兵庫県但馬長寿の郷)

片桐恵子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)

田渕恵(関西学院大学応用心理科学研究センター)

権藤恭之(大阪大学大学院人間科学研究科)

参加に際して、事前の登録やご連絡は不要ですので、ぜひご参加ください!

この件に関する問い合わせは、田渕(m.tabuchi(at)kwansei.ac.jp)までご連絡ください。

ポスターはこちら