2017年度ビジネス特殊講義(倫理学II)

詳細は、シラバスをご覧ください(当初計画していた授業内容を一部変更しています)。

講義は、スライドを中心にしています。

(すべての資料が必ずしも肯定的に使われるわけではありません。)

授業では、現代社会における情報技術、ビジネス、医療など具体的な事例を通して、倫理・道徳を学びます。「倫理学」の理論を様々な事例に応用して倫理・道徳について考えてゆく学問を「応用倫理学」と呼びます。授業では、とくに、情報倫理・ビジネス倫理・生命倫理などについて議論してゆきます。

第1回 応用倫理学について(「倫理学」を応用するってどういうこと?)

第2回 情報倫理1:ヴァーチャル・リアリティとは何か(何がリアルか?)

  • 配付資料

  • 映画:ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー監督『マトリックス』(1999年、米国)。

  • 新聞記事:「仮想現実から仮想商品へ――SNS連動、巨大市場の芽(奔流eビジネス)」、『日経MJ(流通新聞)』、2015年7月31日、6頁。

第3回 情報倫理2:監視社会(監視はよいことか?悪いことか?)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「顔は個人情報」対応急ぐ、改正法、来年に施行、客に告知、匿名化、自主ルール」、『日本経済新聞』、2016年8月29日、朝刊、17頁。

  • 映像資料:ANNNewsCH「"犯罪多発区"の東京・足立区、新対策で汚名返上か」(YouTube

第4回 情報倫理3:「有害な」コンテンツとその規制(『ドラえもん』のしずかちゃんの入浴シーンは有害か?)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「フィルタリング、小中高生の52%使用、ネット制限スマホ脚光、犯罪被害未然に防ぐ、ドコモなど提供」、『日経産業新聞』、2016年3月2日、7頁。

第5回 ビジネス倫理1:ステイクホルダー(企業は株主のものか?)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「ステークホルダーとの対話CSRを深める」、『日経産業新聞』、2015年1月5日、22頁。

  • 音楽:tofubeats(トーフビーツ)- STAKEHOLDER

第6回 ビジネス倫理2:メール・プライバシー(企業は従業員のメールをモニタしてよいか?)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「関西企業の4分の1が、社員のメール監視」、『日経産業新聞』、2013年12月3日、3頁。

  • 新聞記事:「会社メール監視どこまで?――不正防止へ広がる復元・分析(法務インサイド)」、『日本経済新聞』、2008年8月11日、朝刊、14頁。

  • 映像資料:NHK高校講座「社会と情報:第9回 ネットワークを探索する WWWと電子メール」(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/syakaijouhou/archive/chapter009.html)

第7回 ビジネス倫理3:誰のために働くのか(どこまでが従業員の権利か?)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「管理職のセクハラ発言、警告なく懲戒「妥当」、最高裁判決。」、『日本経済新聞』、2015年2月27日、朝刊、42頁。

  • 新聞記事:「同じ仕事、賃金差なぜ」、『朝日新聞』、2014年7月11日、31頁。

  • 新聞記事:「ブラック企業対策、社名公表18日から。」、『日本経済新聞』、2015年5月16日、朝刊、4頁。

第8回 ここまでの復習とディスカッション

第9回 生命倫理1:生殖補助医療(人工授精と代理出産の問題)

  • 配付資料

  • 映画:リサ・チョロデンコ監督『キッズ・オールライト』予告編。

  • 新聞記事:「家族って?提供者は?」、『朝日新聞』、2009年6月2日、朝刊、25頁。「授かった命 悩む告知」、『朝日新聞』、2010年5月22日、朝刊、25頁。

  • 映画:大谷健太郎監督『ジーン・ワルツ』(原作、海堂尊)の予告編。

  • 新聞記事:「「孫」を代理出産、4例目」、『朝日新聞』、2008年3月1日、朝刊、38頁。「代理出産 インド・タイで」、『朝日新聞』、2011年2月19日、1頁。

  • 配付資料:フィリス・チェスラー(佐藤雅彦訳)『代理母:ベビーM事件の教訓』平凡社、1993年、7-9、12-15頁。

第10回 生命倫理2:医学実験(ナチス・ドイツによる人体実験からの反省がどう活かされているか)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「(患者を生きる:2753)その先へ 胃がん:2 新薬に当たってくれれば」、『朝日新聞』、2015年3月18日、朝刊33頁。

  • 参考:TED:ボグマ・カビセン・ティタンジ : HIV治験への倫理的問いかけ(リンク

第11回 生命倫理3:出生前診断(障がいに関して何が議論されてきたか?)

  • 配付資料

  • NHKスペシャル「出生前診断そのとき夫婦は」(2012年9月16日放送)

  • 第26回障がい者制度改革推進会「資料2「障害」の表記に関する検討結果について 」(http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_26/index.html)

第12回 スポーツ倫理(ドーピング問題)

  • 配付資料

  • 新聞記事:「DF論:下 反則で阻止、必要な技術(井原正巳の世界) サッカー」、『朝日新聞』、2003年4月21日、18頁。

  • 新聞記事:「井原氏に望む、反則せぬDF(声)」、『朝日新聞』、2003年4月25日、14頁。

  • マンガ:西尾維新原作・中山敦支作画「オフサイドを教えて」『週刊少年ジャンプ』(集英社)2015年1月15日号。

  • 映画:ロウディ・ハリントン監督『ボビー・ジョーンズ ~球聖とよばれた男~』(2004年、米国)の一部。

  • 新聞記事:「ドーピングで資格停止勧告、「ロシア陸上氷山の一角」、WADA第三者委。」、『日本経済新聞』、2015年11月11日、41頁。

第13回 宇宙倫理(テラフォーミングの倫理)

  • 配付資料

  • 参考ウェブサイト:宇宙倫理学研究会

  • 雑誌記事:「2022年「片道切符」の旅 火星移住に応募20万人 」、『アエラ』、2013年12月2日、68頁。

  • アニメ:谷口悟朗監督(幸村誠原作)『プラテネス』PHASE-01「大気の外で」(Gyaoの動画

  • 新聞記事:「米社、ロケット着陸成功、再利用なら費用100分の1」、2015年12月23日朝刊、6頁。

第14回 ロボット倫理(ロボットは我々にとってどんな存在か?)

第15回 総論:これまで学んできたことの確認・整理

最終試験