2016年度前期現代の倫理

詳細は、シラバスをご覧ください。

講義は、スライドを中心にしています。

(すべての資料が必ずしも肯定的に使われるわけではありません。)

授業では、現代社会における情報技術、ビジネス、医療など具体的な事例を通して、倫理・道徳を学びます。「倫理学」の理論を様々な事例に応用して倫理・道徳について考えてゆく学問を「応用倫理学」と呼びます。授業では、とくに、情報倫理・ビジネス倫理・生命倫理などについて議論してゆきます。

この授業では、倫理・道徳を通して、社会の成立に不可欠な良識を学び、社会人として価値観の異なる他者との共存の在り方を考える能力を身につけることを目標にします。

第1回 イントロダクション:応用倫理学とは何か(「倫理学」を応用するってどういうこと?)

第2回 情報倫理1:プライバシー(「プライバシー」は日本語で言うと何?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「「つぶやき」次第で不採用も」、『日経産業新聞』、2014年7月23日、2頁。

第3回 情報倫理2:知的所有権(勝手にコピーすることは盗みか?)

  • 配布資料

  • 配布資料:『聖☆おにいさん』(中村光・作)の第1話「ブッダの休日」4ページ分。

第4回 情報倫理3:メディア・リテラシー(テレビやインターネットを見るとき何に気をつければよいのだろう?)

  • 配布資料

  • 映像資料:発掘!あるある大事典II(関西テレビ、2007年1月21日特別放送)

第5回 ビジネス倫理1:企業の社会的責任(どこまでが仕事?)

第6回 ビジネス倫理2:内部告発(企業の不正を告発する人はヒーロー?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「内部告発者への制裁」、『日本経済新聞』、2011年9月10日、夕刊、10頁。

  • 新聞記事:「トナミ運輸に損害賠償命令」、『日本経済新聞』、2005年2月24日、朝刊、43頁。

第7回 ビジネス倫理3:広告(消費者は本当に自分の意志で買い物している?)

  • 配布資料

  • 映像資料:テレビCMと映画ユー・ガット・メールの一部。

第8回 ここまでの復習とディスカッション

第9回 生命倫理1:クローン技術(クローン人間を作ることはなぜ禁止されているか?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「クローン研究は、今」、『読売新聞』、2011年2月27日、朝刊、17頁。

  • 新聞記事:「全身の細胞がiPS」、『読売新聞』、2009年9月21日、朝刊、19頁。

第10回 生命倫理2:脳死者からの臓器移植(心臓が動いていても人の死か?)

  • 配布資料

  • 映像資料:日本の移植事情解説(日本臓器移植ネットワーク)(動画

  • 映像資料:衆院本会議で臓器移植法改正案A案可決

  • 新聞記事:「6歳未満の臓器移植、脳死4例目、10歳未満に心臓提供」、『日本経済新聞』、2015年10月14日朝刊、42頁。

第11回 生命倫理3:人工妊娠中絶(中絶に関して何が議論されてきたか?) 台風のため一回分中止

第11回 貧困問題(遠い国に対して私たちはどこまで責任をもつか?)

  • 配布資料

  • 映像資料:TED Talk:ピーター・シンガー: 効果的な利他主義者になる方法(動画

第12回 動物倫理(人と動物の望ましい関係とは?)

第13回 環境問題(地球温暖化問題をどう考えてゆけばよいか)

  • 配布資料

  • 配布資料:IPCC Working Group I, Fifth Assessment Report, Climate Change 2013: The Physical Science Basis (Summary for Policymakers), pp.6, 14, 18, 28.

  • 映像資料: NHK高校講座「生物基礎」第36回 物質の循環とエネルギーの流れ、から「炭素循環」

第14回 総論:これまで学んできたことの確認・整理

定期試験

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