2017年度ビジネスエシックス
詳細は、シラバスをご覧ください。
講義は、スライドを中心にしています。
(すべての資料が必ずしも肯定的に使われるわけではありません。)
授業では、まず身近な事例を通して、ビジネス倫理(ビジネスエシックス)とは何かについて学びます。次に、企業が倫理的問題にどのように取り組んでいるかを見てゆきます。そのうえで、ビジネス倫理学の理論を学びます。最後に、学んだ理論を応用して、ビジネス倫理の問題を考えてゆきます。
第1回 イントロダクション:ビジネスエシックスとは何か
第2回 身近な事例1:お客様は神様か
映像資料:日米の接客のちがい(スターバックス、マクドナルド)。
「「お客様は神様です」について」(http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html)
映像資料:コールセンターの働きがい
第3回 身近な事例2:ブラックバイトで働いていないか
映像資料:日テレNEWS24「“ブラックバイト”の実態は…厚労省が調査」(2015年6月29日)。
新聞記事:「バイトでトラブル3割超、高校生、シフトなど巡り」、『日本経済新聞』朝刊、2016年5月19日、34頁。
第4回 身近な事例3:なぜ食品偽装が起きるのか
配布資料:「なぜ相次ぐ食品偽装? 背景に4つの理由 」『日経プラスワン』、2013年12月21日、11頁。
映像資料:NHKニュースハイライト「食品偽装 相次ぎ発覚」2007年。
映像資料:ANN NEWS「外食メニュー表示新ガイドライン 偽装表示問題受け」(2014年3月18日)。
映像資料:テキサスホールデムの解説と実際のBluffing
第5回 企業の取り組み1:CSR(企業の社会的責任)
新聞記事:「CSR意識どう高める」、『日本経済新聞』朝刊、2017年1月16日、17頁。
第6回 企業の取り組み2:差別のない雇用に向けて
映像資料:What Would You Do? (ABC News series)
第7回 企業の取り組み3:職場における子育て・介護支援
映像資料:実験!?!?ワークライフバランス in 総務省(動画)
映像資料:サイボウズ ワークスタイルムービー
映像資料:日テレNEWS24「男性の育休取得なぜ少ない?記者解説」(2017年1月19日)(動画)
第8回 ここまでの復習とディスカッション
第9回 理論1:人の命は経済的価値で測れないのか(功利主義)
映像資料:ハーバード白熱教室(マイケル・サンデル)Lecture 3「ある企業のあやまち」
参考資料:杉本俊介「フォード・ピント事例と功利主義」、中谷常二(編)『ビジネス倫理学読本』、晃洋書房、2012年4月30日、第六章、124-142頁。
第10回 理論2:周りの人間を手段としてのみ使ってはいけないのか(義務論)
参考資料:ノーマン・E. ボウイ(中谷常二・勝西良典訳)『利益につながるビジネス倫理―カントと経営学の架け橋』、2009年、118頁「道徳的企業の原則」、134頁「オオウチのセオリーZ」。
映像資料:人間性を尊重する経営とは何か。伊那食品工業の年輪経営の紹介
第11回 理論3:徳のある経営者とはどういう経営者か(徳倫理学)
第12回(補講) 応用1:過労死・過労自殺問題について考えてみる
第13回 応用2:内部告発について考えてみる
参考資料:杉本俊介「内部告発問題に対する徳倫理学的アプローチ―ハーストハウスによる道徳的ジレンマの分析を応用する―」、『日本経営倫理学会誌』第24号、2017年、199-211頁。
新聞記事:「トナミ運輸に損害賠償命令」、『日本経済新聞』、2005年2月24日、朝刊、43頁。
映像資料: テレビ朝日報道発 ドキュメンタリ宣言「さらば警察 〜わが人生に悔いなし〜」(2009年5月11日放送)
第14回 応用3:職場のプライバシーについて考えてみる
参考資料:伊勢田哲治「企業におけるメールプライバシー問題:徳倫理学的アプローチ」『情報倫理学研究資料集IV』、「情報倫理の構築」プロジェクト、2002年、43-57頁。リンク
新聞記事:「関西企業の4分の1が、社員のメール監視」、『日経産業新聞』、2013年12月3日、3頁。
映像資料:NHK高校講座「社会と情報:第9回 ネットワークを探索する WWWと電子メール」(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/tv/syakaijouhou/archive/chapter009.html)
第15回 総論:これまで学んできたことの確認・整理
定期試験