2017年度現代の倫理(春学期)

詳細は、シラバスをご覧ください。

講義は、スライドを中心にしています。

(すべての資料が必ずしも肯定的に使われるわけではありません。)

授業では、現代社会における情報技術、ビジネス、医療など具体的な事例を通して、倫理・道徳を学びます。「倫理学」の理論を様々な事例に応用して倫理・道徳について考えてゆく学問を「応用倫理学」と呼びます。授業では、とくに、情報倫理・ビジネス倫理・生命倫理などについて議論してゆきます。

第1回 イントロダクション:応用倫理学とは何か(「倫理学」を応用するってどういうこと?)

第2回 情報倫理1:プライバシー(「プライバシー」は日本語で言うと何?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「令状なしGPS捜査は違法、最高裁が初判断「立法措置望ましい」」、『日本経済新聞』朝刊、2017年3月16日、2頁。

第3回 情報倫理2:知的所有権(勝手にコピーすることは盗みか?)

  • 配布資料

  • 配布資料:『聖☆おにいさん』(中村光・作)の第1話「ブッダの休日」4ページ分。

  • 新聞記事:「知的財産の保護(8)東京工業大学教授橋本正洋――デジタル化進展が影響(やさしい経済学イノベーションを考える)」、『日本経済新聞』朝刊、2016年3月15日、28頁。

第4回 情報倫理3:メディア・リテラシー(テレビやインターネットを見るとき何に気をつければよいのだろう?)

  • 配布資料

  • 映像資料:発掘!あるある大事典II(関西テレビ、2007年1月21日特別放送)

第5回 ビジネス倫理1:企業の社会的責任(どこまでが仕事?)

第6回 ビジネス倫理2:内部告発(企業の不正を告発する人はヒーロー?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「トナミ運輸に損害賠償命令」、『日本経済新聞』、2005年2月24日、朝刊、43頁。

第7回 ビジネス倫理3:広告(消費者は本当に自分の意志で買い物している?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「かれんとスコープ「セクハラ」CM炎上中」、『日本経済新聞』、2016年10月30日、朝刊、10頁。

  • 映像資料:テレビCMと映画ユー・ガット・メールの一部。

第8回 ここまでの復習とゲスト講師

第9回 生命倫理1:クローン技術(クローン人間を作ることはなぜ禁止されているか?)

  • 配布資料

  • 新聞記事:「クローン研究は、今」、『読売新聞』、2011年2月27日、朝刊、17頁。

  • 新聞記事:「全身の細胞がiPS」、『読売新聞』、2009年9月21日、朝刊、19頁。

  • 映画:ビリー・セニーズ「エリザベス神なき遺伝子」(2014年)の予告編

第10回 生命倫理2:脳死者からの臓器移植(心臓が動いていても人の死か?)

  • 配布資料

  • 映像資料:日本の移植事情解説(日本臓器移植ネットワーク)(動画

  • 映像資料:衆院本会議で臓器移植法改正案A案可決

  • 新聞記事:「6歳未満の臓器移植、脳死4例目、10歳未満に心臓提供」、『日本経済新聞』、2015年10月14日朝刊、42頁。

第11回 生命倫理3:人工妊娠中絶(中絶に関して何が議論されてきたか?)

  • 配布資料

  • 配布資料:児玉聡、マンガ:なつたか『マンガで学ぶ生命倫理』、化学同人、2013年、第3章、32-39頁。

第12回 貧困問題(遠い国に対して私たちはどこまで責任をもつか?)

  • 配布資料

  • 映像資料:TED Talk:ピーター・シンガー: 効果的な利他主義者になる方法(動画

第13回(補講) 動物倫理(人と動物の望ましい関係とは?)

  • 配布資料

  • 作業シート

  • 配布資料:伊勢田哲治、マンガ:なつたか『マンガで学ぶ動物倫理』、化学同人、2015年、第1章「ペットのしつけ」。立ち読みできます(リンク

  • 映像資料:ルイ・シホヨス監督『ザ・コーヴ』予告編、八木景子監督『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』予告編。

第14回 環境問題(地球温暖化問題をどう考えてゆけばよいか)

  • 配布資料

  • 配布資料:IPCC Working Group I, Fifth Assessment Report, Climate Change 2013: The Physical Science Basis (Summary for Policymakers), pp.6, 14, 18, 28.

  • 映像資料:セヴァン・カリス=スズキのスピーチ(国連環境と開発に関する会議)

第15回 総論:これまで学んできたことの確認・整理

定期試験

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