2016年度後期経営学特殊講義(ビジネス倫理Ⅱ)
詳細は、シラバスをご覧ください。
講義は、スライドを中心にしています。
(すべての資料が必ずしも肯定的に使われるわけではありません。)
授業では、ビジネス倫理を学んでゆきます。ビジネス倫理Ⅰでは倫理学の理論を応用しました。この授業では、応用に尽きないビジネス倫理の面白さを勉強します。
授業では、まず身近な事例を通して、ビジネス倫理とは何かについて学びます。次に、働く職場での倫理的問題を考えてゆきます。そして今度は企業の外に目を向け、企業と社会の望ましいあり方を考えます。最後に、ビジネスにおいて倫理の果たす役割を検討します。
(必ずしも前期でビジネス倫理Iを受講する必要はありません。)
1 イントロダクション
シラバスの確認
2 身近な事例1:働くことの意味
新聞記事:「「仕事って何?」ミドルも迷う」、『日本経済新聞』夕刊、2009年10月5日、9頁。
3 身近な事例2:バイト先でのトラブル
新聞記事:「ブラックバイト許さない!」、『日本経済新聞』夕刊、2015年3月27日、15頁。
映像資料:NHK クローズアップ現代+「なぜ広がる “ブラックバイト”被害」
配布資料:「これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A~」(厚生労働省)の一部(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/mangaroudouhou/)
4 身近な事例3:お客様は神様か?
「「お客様は神様です」について」(http://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html)
5 職場の倫理1:職場における子育て・介護支援
映像資料:サイボウズ ワークスタイルムービー
新聞記事:「イクメンを後押ししよう(社説)」、『日本経済新聞』朝刊、2015年10月24日、2頁。
映像資料:NHKクローズアップ現代「介護で閉ざされる未来 ~若者たちをどう支える~」(2014年6月17日)
新聞記事:「介護と仕事、不安抱えて 35歳会社員男性、土日は父の付き添い」、『朝日新聞』、2015年8月26日、29頁。
6 職場の倫理2:過労死
映像資料:電通過労自殺の報道
映像資料:フジテレビとくダネ!「入社2カ月で”過労”自殺 」(2013年12月10日)
映像資料:NHKクローズアップ現代「急増 30代の過労死・過労自殺」(2002年10月16日)
映像資料:政府インターネットテレビ「働く人の「こころの健康」を守る ストレスチェック制度が始まります」
新聞記事:「終業→始業、一定時間を空けて、休息確保、疲労の蓄積防ぐ、EUは法制化、日本も導入機運」、『日本経済新聞』、2015年10月26日、15頁。
7 職場の倫理3:ハラスメント
映像資料:法務省チャンネル「セクシャル・ハラスメント」(動画)
新聞記事:「<常識ナビ>いまどき職場、呼び方マナー」、『日経産業新聞』、2016年3月2日、7頁。
映像資料:ルミネ2015 SPRINGのテレビCM
8 ここまでの復習とディスカッション
新聞記事:「資生堂の働き方見直し、前進?後退? 育児中の美容部員、時短でも遅番」、『朝日新聞』、2015年12月7日、3頁+「訂正・おわび」
9 企業と社会1:不祥事と内部統制
映像資料:NHK クローズアップ現代+「三菱自動車 “燃費不正”の真相」(2016年5月18日)
新聞記事:「良心に反する仕事、「上司の指示なら実行」19%、新入社員、能率協会が調査。」、『日経産業新聞』、2008年7月10日、23頁。
新聞記事:「カルテル・談合の課徴金――「自首」で減免、一定成果(フォローアップ)」、『日本経済新聞』、2010年8月30日、39頁。
映像資料:NHKクローズアップ現代「東芝 不正会計の衝撃」(2015年7月29日)
映像資料:NHK名作選みのがしなつかし から「雪印乳業食中毒事件」と「牛肉偽装事件」。
10 企業と社会2:食と安全
高校講座|家庭総合|第28回 「日本の食料、大丈夫?」(動画)
牛の個体識別情報検索サービス(https://www.id.nlbc.go.jp/top.html)
農林水産省/食料自給率計算ソフト「クッキング自給率」
配布資料:「なぜ相次ぐ食品偽装? 背景に4つの理由 」『日本経済新聞』電子版、2013年12月3日。
11 企業と社会3:公害
映像資料:NHK名作選みのがしなつかし から公害の報道
資料:白地図
政野淳子『四大公害病—水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害』、中公新書、略年表(4, 64, 116, 172頁)、2013年。
映像資料:「手渡したいのは青い空」の一部。
12 ビジネスにおける倫理の役割1:CSR(企業の社会的責任)
13 ビジネスにおける倫理の役割2:SRI(社会的責任投資)
映像資料:NHKプロフェッショナル仕事の流儀「時代にあらがう、信念の金融~ファンドマネージャー・新井和宏~」
新聞記事:「クラスター爆弾製造、全銀協、投融資禁止に、184行が申し合わせ」、『日本経済新聞』、2010年10月9日朝刊、4頁。
新聞記事:「日本版スチュワードシップ・コード――機関投資家に7原則(きょうのことば)」、『日本経済新聞』、2014年9月21日、3頁。
新聞記事:「公的年金運用「ESG」重視、環境・社会・企業統治、国連の投資原則に署名」、『日本経済新聞』、2015年9月29日、2頁。
14 ビジネスにおける倫理の役割3:ブランドとしての「倫理」
新聞記事:「消費に新たなキーワード 「エシカル」模索する企業」、『日本経済新聞』、2015年8月31日朝刊、9頁。
資料:NHK視点・論点 2015年09月08日、「倫理的消費とは何か」。
映像資料:広瀬アリス×広瀬すず「エシカルの贈りもの ~ハピネスをつくるデザイン~」
資料:永井均「『星の銀貨』の主題による三つの変奏」『ルサンチマンの哲学』、河出書房新社、1997年、序章。
15 総論:これまで学んできたことの確認・整理
定期試験