平成30年3月24日~25日にかけて近畿大学農学部において開催されました園芸学会平成30年春季大会に合わせ、平成29年3月23日にアスパラガス研究小集会を開催し、約30名の方々にご参加いただきました。
1.「アスパラガスの栽培技術の知識をコンテンツ化」
NEC ソリューションイノベータ株式会社 市瀬規善 氏
明治大学大学院農学研究科博士前期課程2年 今井峻平 氏
明治大学農学部4 年 田口 巧 氏
タブレットを利用したアスパラガス立茎技術の学習法:NEC農業技術学習支援システムについて、開発に至る経緯からコンテンツ作成の工夫などを詳細に説明いただきました。会場では、実際の選択問題を紙ベースで配布して参加者の皆さんに回答をお願いする実演も行われ、質疑時間には、他作物への応用などについて質問が寄せられました。
ご講演いただいた市瀬規善氏(左)と今井峻平氏(右)
2.「アスパラガスのFern structure -品種の光合成能力評価のための草姿の解析-」
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 荒木 肇 氏
北海道大学で栽培されたアスパラガス数品種について、地上部のバイオマスの解析に関する試験研究結果をご報告いただきました。品種毎の地上部のバイオマスと若茎収量の間には直接の相関は認められなかったとの結果で、今後は根系部分の解析も待たれるところです。質疑時間には、アスパラガスの光合成能力に関する質問が寄せられました。
ご講演いただいた荒木 肇氏
3.「第14回国際アスパラガスシンポジウム報告」
農研機構野菜花き研究部門 浦上 敦子 氏
昨年9月に、ドイツ、ポツダム市で開催された国際アスパラガスシンポジウムについての報告がありました。
今回は情報交換会はお休みさせていただきました。
次回は、鹿児島大学で9月21日(金)に開催予定です。
~世話人~
農研機構 野菜花き研究部門 浦上 敦子