平成27年3月28日~29日にかけて千葉大学西千葉キャンパスにおいて開催されました、園芸学会平成27年春季大会に合わせ、平成27年3月27日にアスパラガス研究小集会を開催しました。
今回の小集会では約25名の方々にお集まりいただき、独立行政法人農林水産消費安全技術センター神戸センターの平岡久明氏から産地判別法に関する話題提供(課題名:元素組成及びストロンチウム同位体比によるアスパラガスの産地判別法の開発)をいただきました。
「食品の産地偽装」という不正を未然に防ぐための産地判別法の基本的な考え方、判別法として用いられる種々のテクニックについてご説明いただき、アスパラガスの産地判別法の開発に関する経過報告もご紹介いただきました。
現在のところ、元素組成とストロンチウム同位体比を調査することで国産アスパラガスと外国産を高い精度で判別できる可能性が示唆されており、さらにデータを積み重ねることで実用技術として利用できるレベルの研究成果にしたいとのことでした。
小集会終了後、居酒屋「土間土間」西千葉店において情報交換会を開催し、15名の方々にご参加いただきました。
次回は、9月25日に徳島大学にて開催予定です。
~世話人~
北海道立総合研究機構 上川農業試験場 地域技術グループ 地子 立