2006年秋のアスパラガス小集会は,平成18年9月22日,長崎大学文教地区キャンパス(〒852-8521 長崎市文教町1-14)で地元生産者を中心に約100名の参加もと,開催されました.
また,これに先立ち,JA長崎せいひ北部営農指導センターのアスパラガス選果場ならびに生産者ほ場の見学会を行いました.
開催にあたりまして快くご支援いただきました長崎県総合農林試験場,長崎県長崎農業改良普及
センターならびにJA長崎せいひの皆様に厚くお礼申し上げます.
内 容:「アスパラガスに関する最近の話題」
前田智雄(北海道大学大学院農学研究科)
アスパラガスの栄養成分と生理機能
元木 悟(長野県野菜花き試験場)
アスパラガス連作障害における活性炭を利用したアレロパシー回避技術の確立
井上勝広(長崎県総合農林試験場)
アスパラガスの半促成長期どり栽培における肥培管理
現地見学会(JA長崎せいひ北部営農指導センター管内)
長崎西彼地区では平成6年頃よりアスパラガスの導入が進められ,2004年には18haとなっている.
雨よけハウスを利用した半促成長期どり栽培が主であり,中心となる作型は2月上旬保温開始,3月上旬~5月上旬春芽収穫,5月中旬~6月上旬立茎,6月中旬~10月下旬夏芽収穫,11月上旬被覆除去となっている.
1998年より自動計量結束機を導入した.
1999年より西海支店にアスパラガス選果場を設置した.
2002年より全員がエコファーマー認定.
2003年より選果場の施設拡大と併せて選別機,自動計量結束機を新たに導入し一元集荷耐性で取り組む.
台風対策としてハウス強度向上,フルオープンハウスの導入
高温対策として寒冷紗,遮光資材による遮光,フルオープン化
減農薬技術としてフェロモントラップ,防虫網,UVカットフィルムの導入に取り組んでいる.