令和6年3月22日~23日にかけて東京農業大学厚木キャンパスにおいて開催されました園芸学会令和6年春季大会に合わせ、3月22日にアスパラガス研究小集会を開催し、東京農業大学での講演会に約30名の方々のご参加をいただきました。今回は、3月末で農研機構を退職される浦上敦子氏に続き、アスパラガスにおけるスマート農業の進展状況について、株)ルートレック・ネットワークス・(株)クボタ の萩本誠晃氏およびベジタリア(株)の小池 聡氏にご講演いただきました。講演後には、久々となる懇親会も行われました。
【講演会】
1.「アスパラガス研究の流れ ~気になった論文にまつわる雑談~」
農研機構野菜花き研究部門 浦上 敦子 氏
これまで携わってきた研究の中で興味深かった論文を、育種分野から4報、栽培関連で1報、病理分野から2報、成分関連で3報、遺伝資源関連で2報をそれぞれ取り上げて、研究の流れとともに解説いただきました。
浦上敦子氏のご講演の様子(撮影:山口貴之氏、以下同様)
浦上敦子氏と感謝状・記念品贈呈者の園田氏および田川氏
2.「(株)クボタにおけるアスパラガス生産のスマート化に関する取り組みについて 」
(株)ルートレック・ネットワークス,(株)クボタ 萩本 誠晃 氏
萩本氏が所属されている株式会社ルートレック・ネットワークスおよび株式会社クボタで行われているアスパラガス生産のスマート化に関する取り組みについて、具体的な事例をふんだんに交えながらご紹介いただきました。
3.「スマート農業技術のアスパラガスにおける利用 」
ベジタリア(株) 小池 聡 氏
小池氏が代表取締役を務めるベジタリア株式会社が酪農学園大学や県立広島大学などと行っている広島でのスマート農業プロジェクト「施設アスパラガスの高収益で省力的な技術の確立 」の研究内容を中心に、ベジタリアの活動について幅広くお話しいただきました。
ご講演いただいた萩本誠晃氏
ご講演いただいた小池聡氏
講演会での質疑の様子
次回は、琉球大学で3月22日(金)に開催予定です。
~発起人~
荒木 肇 ほか
~世話人~
渡辺 慎一 ・柳井 洋介